プライド月間はなぜ6月に祝われるのか?
2024.6.22

SophonK / iStock.com
毎年6月は世界各地で多様性をたたえ、LGBTIQ+の権利を啓発するイベントが行われる「プライド月間(Pride Month)」。なぜ6月がプライド月間になったのか、その理由をマリ・クレール インターナショナルのアルゼンチン版デジタル記事よりお届け。
2024.6.22

SophonK / iStock.com
毎年6月は世界各地で多様性をたたえ、LGBTIQ+の権利を啓発するイベントが行われる「プライド月間(Pride Month)」。なぜ6月がプライド月間になったのか、その理由をマリ・クレール インターナショナルのアルゼンチン版デジタル記事よりお届け。
6月は、世界中のLGBTIQ+コミュニティが自由を祝うために集まる「プライドの始まり」だ。
6月が始まると、世界中のコミュニティが自分たちの自由を祝うために集結する。LGBTIQ+の人々は、偏見に打ち勝ち、ありのままの自分たちを受け入れてもらおうとする歴史上の性的マイノリティのグループの闘いを記念して、プライド月間を祝う。
1969年6月28日、ニューヨーク市警はグリニッジ・ヴィレッジにあったゲイ・バー、ストーンウォール・インに踏み込んだ。その際、トランスヴェスタイト(異性の服装を着用すること)、ゲイ、レズビアンたちは、「ゲイであること/レズビアンであること/トランスヴェスタイトであることを誇り(プライド)に思う」という叫びのもと、自分たちの存在をアピールした。近隣の路上で行われた数日間にわたる有名な暴動の後、警察はついに撤退せざるを得なくなった。1年後、ストーンウォールの店の前には約1万人が集まった。これが史上初のレズビアン、ゲイ、トランスヴェスタイト、トランスセクシュアル、インターセックスの人々のプライドを祝う祭典であり、それ以来、世界中の何百万人もの人々が、この闘いの記念日に参加している。
アルゼンチンでは1992年以来、ゲイ、レズビアン、トランスヴェスタイト、トランスセクシュアルの人々が首都ブエノスアイレスでプライドを祝い、この日を記念し、自分たちの権利を主張してきた。「International LGBTIQ+ Pride Day」は毎年6月28日に祝われるが、アルゼンチンでは1967年に国内で初めて活動したラテンアメリカ初のゲイ組織「Nuestro Mundo(我らの世界)」の創設を記念して、11月の土曜日に祝われている。
プライドを祝うことで、非暴力、性の多様性の尊重、自分の身体について決める自由、アイデンティティの権利、保護、すべての家族の承認、社会的な受容を保証するすべての権利への完全なアクセスを要求する動きにも加わっている。
LGBTIQ+のプライドの基本概念は、性別、性的指向、性自認が何であれ、自分が誰であるかを恥じるべきではないということである。
「恥じるように教育された社会では、プライドは政治的反応である」とは、1996年8月に亡くなったアルゼンチンのLGBT活動家、カルロス・ハウレギ(※)の言葉のひとつである。
※アルゼンチンで最も著名なLGBT活動家カルロス・ハウレギ(1957〜1996)。彼の命日である8月20日は現在「性的多様性の日」として定められている。
translation & adaptation: Akiko Eguchi
This article was originally published on Marie Claire Argentina
リンクを
コピーしました