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2023年の韓ドラ見逃し厳禁3作品をご紹介!

尽くした一族に裏切られた男の転生と復讐の物語「財閥家の末息子~Reborn Rich~」

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最後にお勧めするのは、今年の4月に日本で公開された「財閥家の末息子~Reborn Rich~」だ。
日本でも認知度が高く、「太陽の末裔(まつえい)」で一躍人気俳優となったソン・ジュンギが主演を務める。
財閥に仕え、資産管理の仕事を任され、秘書を務めてきた男が、一族の裏切りから殺されてしまう。死んだ、と思った男が目覚めると、彼は財閥一族の末の孫として生まれ変わっていた。そこから、過去の記憶を持った男の復讐が始まる……。というファンタジー要素も盛り込んだ復讐劇が展開していく。

ソン・ジュンギは殺されてしまう秘書のヒョヌと、生まれ変わって末の孫となるドジュンの二役を演じる。そして、ドジュンの祖父であり、財閥の創始者チン・ヤンチョルを名優イ・ソンミンが演じている。

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殺されてしまう秘書時代は40代の設定で、落ち着いたスーツ姿のソン・ジュンギだが、転生し成長してから、これから起こる未来の出来事を知り、社会情勢を巧みに操る孫役は20代の設定となっている。しかし、どちらも自然に年代らしい様子で演じるソン・ジュンギのキャラクター作りを、ファンでなくても楽しむことができるだろう。

一方、孫の卓越した事業の才能に気付き、関心を抱く、孤独で独善的な事業の鬼である祖父ヤンチョルを演じるイ・ソンミンの芝居は、物語の回を追うごとに迫力と深みを増し、本作の韓国での視聴率上昇の大きな力となった。
未来を知るドジュンが天眼通(※仏教の言葉で未来を予知する力のこと)だとするなら、祖父ヤンチョルは慧眼(けいがん)を持つ。韓国近代の経済変化を背景に孫と祖父の駆け引きが繰り広げられる。

韓国ドラマで復讐劇と聞くと、ドロドロとしたストーリーで感情の起伏の激しい演技が披露されがちと想像するかもしれない。しかし、本作は生まれ変わったことにアドバンテージを持ちながら、財閥を司る祖父に挑む若者のビジネスサスペンスとも言える痛快さがあり、暗い出来事や悲劇に気持ちが沈むような場面はないのでご安心を。

1980年代以降の韓国社会情勢をドラマを通じて知ることができる、という利点もあり、他の作品を見る際の参考にもなるだろう。

今年を締めくくり、来年公開が予定されている期待の韓国ドラマたちを楽しむためにも、見逃した作品を多数残すようなことなく、年末年始の休暇を楽しんでほしい。

text: Ryoko Morita

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