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美しいボディラインと所作が手に入るパーソナルジム【ナタリーの日仏ビヤンネートルのすゝめ Vol.45】

心と体を心地よく、美しい状態にするフランス式ライフスタイル「ビヤンネートル(Bien- être)」をキーワードに、日仏美容家のナタリーが今気になるビューティTOPICSをナビゲート。今回はパンデミック後、初めて足を運んだジムでの体験についてリポート。

マスク着用推奨も解かれ、日本でもパンデミック収束の空気を感じるようになってきました。人と会う機会も増え、メイクもファッションも楽しみたいという機運が高まるなか、気になってくるのが体形と顔立ちの変化。私自身も、体重という目に見える数値の増加はもちろん、困難の多かったこの3年は、見た目にも“好ましくない状態”をもたらしていました。

そこでまず思い立ったのが、体を動かすこと。幼少期は体を動かすのが好きで、パンデミック前はテニスやジム通いを楽しんでいたタイプ。しかし、運動しない日々に慣れきった今、足は一向にフィットネススタジオに向かうことはなく、一度遠ざかった習慣を取り戻すことの難しさを痛感していたのでした。

ウェアやシューズ、タオルは無料でレンタル可。ジム通いのハードルを下げてくれる気遣いが嬉しい。

今回、一念発起して私が足を運んだのが、恵比寿にあるパーソナルトレーニングスタジオ「ガーデン ジム」。体づくりの基礎ともいえる「緩める・整える・鍛える」を独自のプログラムを通して正しいサイクルへと導き、生涯を通して健やかさを持続させるのがコンセプト。

「数字による体重に捉われるよりも、立ち方や姿勢を整えることで美しい所作や凛とした佇まいが生まれますよ」と教えてくれたのは、同ジムのディレクター兼パーソナルトレーナーを務める迫慶太さん。1週間に1回行うセッションで正しい体の使い方を覚えれば、その後1週間の日常の動作が運動タイムへ変化するという、頼もしい独自のメソッドを構築。所属する全トレーナーが、このメソッドに基づいた研修プログラムを経たプロフェッショナルなので、明確なゴールがある人はもちろん、私のように運動習慣から遠ざかった人にも、そっと背中を押して伴走してくれるようなジムだと感じました。

パーソナライズが強みのこちらのジムは、丁寧なカウンセリングからスタート。食事習慣や睡眠、運動の履歴、体の痛みや悩み、さらに寝る体勢や食事の際左右均等にかんでいるかまで、細かくヒアリング。これまでのパーソナルジムといえば、体重測定からスタートするのがお約束ですが、セッションを通して“ダイエット”や“体重”というキーワードに触れないことも個人的には好感が持てました。

カウンセリングを終えたらAIテクノロジーを搭載したシステムで、現在の姿勢や体の使い方の癖を詳細にチェック。診断結果を基に改善ポイントを探っていきます。私の場合は正面&背面は合格点を取れたものの、首が前に突き出た状態だという結果が。

思い当たる理由といえば、在宅期間中のパソコン業務とスマートフォンによる海外ドラマ視聴。この体の使い方に癖づいてしまうと四足歩行の猿のように前かがみになり、猫背が加速してしまうそう。そればかりか、頭が突き出た状態で腕に体重をかけ続けると呼吸が浅くなり、首まわりの筋肉が余計に衰え続け、次第に二重顎になるという、耳を塞ぎたくなるような事実も判明。私が近頃感じていた“好ましくない”顔立ちの変化が固定化しないよう、気をつける必要がありそうです。

お問い合わせ先

クラウドビューティ
https://cloudbeauty.co.jp/

関連情報
  • ガーデン ジム(GARDEN GYM)
    東京都渋谷区恵比寿南1-14-9 アルティun B1F
    03-6412-8180
    営業時間:9:00~22:00(最終受付21時)
    定休日:不定休
    https://orsgym.jp

Profile

ナタリー(Nathalie)

一般社団法人日仏ビヤンネートル協会代表。モード系美容誌編集を経て独立後、日本とフランスのライフスタイルを融合したオリジナルのビューティメソッドや、海外トレンドを踏まえた美容情報を執筆中。レインボータウンFMのラジオ番組「Nathalie’s Beauty Talk」では第1土曜と第2木曜にフランスの最新美容情報などを紹介。
 https://institut-du-bienetre.com/

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