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キャサリン皇太子妃、ウィンブルドンで話題の「4本リング重ね付け」 ジュエリーに込めた意味とは?

Karwai Tang / Getty Images

2025年7月12日(現地時間)、キャサリン皇太子妃が2年ぶりにウィンブルドン選手権の女子シングルス決勝を観戦した際、四つのリングの重ね付けを初披露。亡き義母ダイアナ元妃が所有していたかの有名な婚約指輪に、ゴールドの結婚指輪と二つのエタニティリングを重ねた、これまでにない組み合わせに注目が集まった。マリ・クレール インターナショナルのアメリカ版デジタル記事よりお届け。

キャサリン皇太子妃の新しいリングの重ね付けは「象徴を通じて語る手法の見事なお手本」

ジュエリー専門家が、ウェールズ公妃ことキャサリン皇太子妃の宝石に込められた深い意味を読み解く。

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2010年にウィリアム王子(当時)がケイト・ミドルトンにプロポーズした際、おそらく世界一有名とされる婚約指輪を彼女に贈った。それは、彼の亡き母ダイアナ元妃が所有していた12カラットのセイロンサファイアだ。キャサリン妃は2011年にウィリアム王子と結婚した際に、伝統的なウェルシュ・ゴールド(希少なウェールズ産の金で、英国王室の結婚指輪に使われてきた)の結婚指輪を加え、その後長年にわたり、きらめくエタニティーリングも身につけてきた。しかし、2025年のウィンブルドン選手権で初めて、アイコニックな婚約指輪に3本のリングを重ねて着用した。

キャサリン皇太子妃は2024年夏、イエローゴールドの結婚指輪とともにエタニティーリングを重ね付けしたスタイルを初披露。2024年パリオリンピックや化学療法の治療が完了したことを伝える動画では、ダイアナ元妃の象徴的なサファイアリングを着用していなかった。そこでは2013年、ジョージ王子の誕生後にウィリアム皇太子から贈られたとされるアヌーシュカのダイヤモンドリングを着用。さらに、サファイアとダイヤモンドのカルティエの結婚指輪「エタンセル ド カルティエ」とより細いダイヤモンドのエタニティリングの組み合わせが加えられていた。

キャサリン皇太子妃は2024年10月、世界メンタルヘルスデーに際した公務でも婚約指輪なしの重ね付けを披露し、2025年の最初の公務でがん治療を受けていた病院を訪問した際にも同様だった。その後、彼女は数多くのイベントで巨大なサファイアのリングを着用したが、今年のウィンブルドンはその婚約指輪を複数のエタニティーリングと組み合わせた、初めての機会となった。大会中、彼女は新しいダイヤモンドのエタニティーリングを自宅に置いてきたようで、婚約指輪と結婚指輪に、カルティエのサファイアとダイヤモンドのエタニティーリングと古いダイヤモンドのエタニティーリングを組み合わせることを選んだ。

キャサリン皇太子妃の新しい指輪の重ね付けには深い意味が込められていると、2人のジュエリー専門家が米版『マリ・クレール』に語っている。「エタニティーリングは伝統的に永遠の愛と人生の節目を象徴しています」と、英ジュエリーブランド、スティーブン・ストーン・ジュエリーのMaxwell Stone(マックスウェル・ストーン)氏は説明する。「皇太子妃が初めて婚約指輪と一緒に着用したことは、家族、母であること、静かな強さに根ざした、より深く、より個人的な物語を反映しているかもしれません。これはひとつの象徴的な宝石が意味するものだけでなく、その後、積み重ねてきた歩みを受け入れていることを示唆する、さりげない変化です」

ジュエリー専門家で英ジュエリーブランド、アベリニの創設者Nilesh Rakholia(ニレーシュ・ラクホリア)氏は、「キャサリン皇太子妃がリングの重ね付けにサファイアとダイヤモンドのエタニティーリングを追加した決断は、象徴を通じて語る手法の見事なお手本といえます」と付け加えた。

「ダイアナ元妃の指輪をこの重ね付けの基盤とすることで、キャサリン皇太子妃はその重要性を損なうのではなく、むしろ強化しています」とラクホリア氏は語る。「この統一感のあるサファイアのモチーフは、過去と現在を力強く結びつけ、ダイアナ元妃のレガシー(遺産)がただ尊重されるだけでなく、キャサリン皇太子妃の公的なイメージの中に積極的に織り込まれていることを示しています」

キャサリン皇太子妃のリングの重ね付けは、感傷的な意味があるだけではない。今のトレンドにもぴったり合っている。

「リングの重ね付けのトレンドは最近、急速に広まっています。これは、自由度の高いカスタマイズや自己表現が可能だからかもしれません」とラクホリア氏は言う。「それぞれが人生の物語を表現したり、重要な節目を記念したり、変化するスタイルに合わせて調整したりできるような、オリジナルの組み合わせを自由に楽しむことができます」

※(   )内編集部注

translation & adaptation: Akiko Eguchi

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