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妹たちへ

赤松良子さん(公益財団法人日本ユニセフ協会会長・元文部大臣)

【妹たちへ】人生は大変だからこそ面白い 赤松良子

どうしたらいいかわからない……。 女性は人生の選択肢が多く、仕事でもプライベートでも迷うことは少なくありません。そんな時、ちょっと先を生きている「姉」たちの言葉から自分らしく生きるヒントを探してみませんか。

赤松良子(公益財団法人日本ユニセフ協会会長・元文部大臣)

人生は、大変だからこそ面白いんです。30代の終わりの頃、直属の上司と部下の両方と反りが合わず、「もう辞めたい」と思ったことがありました。辛かったけれど、「辞めてどうする?」と自分に問いましたね。

当時の女性は、一度仕事を辞めたら、元の場所には戻れませんでしたから。それに仕事ほど面白いものはないと思っていたし、、辞めたら、つまんないでしょ。生きてる甲斐がない。

仕事とか、人間関係とかで悩んだりするネガティブなエネルギーは別の形で爆発させればいいんですよ。

私の場合は、論文にその思いをぶつけました。

当時、女性職員のみに結婚退職制が存在していたのです。それは違法であるという論文を「青杉優子」のペンネームで発表したんです。すぐに私だってバレちゃったんですけど。

でも、この論文が女性の結婚退職制の適法性が争われた民事訴訟事件(住友セメント事件)の判決に大きな影響を与えることができました。

一度きりの人生。何かを得るのに、何かをやめる必要はありません。

今いるライフステージや、それをもとにしっかりと将来を見据えて準備すればいいだけ。後悔のない人生を歩むためにも、どうかそれを忘れないで。

※本記事は「50代からの生き方のカタチ―妹たちへ―」(関西学院大学ジェネラティビティ研究センター編纂)から抜粋し作成しています。

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Profile

赤松良子(あかまつ・りょうこ)

1929年生まれ。東京大学法学部卒業後、労働省(現・厚生労働省)に入省し、1984年に初代婦人局長に就任。男女雇用機会均等法の成立に尽力。駐ウルグアイ大使、女性職業財団会長、国際女性の地位協会会長、細川内閣の文部大臣などを歴任し、現在は公益財団法人日本ユニセフ協会会長。

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