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【妹たちへ】ゆとりある場所に、幸せは宿る やましたひでこ

やましたひでこさん(一般財団法人断捨離®代表)

どうしたらいいかわからない……。 女性は人生の選択肢が多く、仕事でもプライベートでも迷うことは少なくありません。そんな時、ちょっと先を生きている「姉」たちの言葉から自分らしく生きるヒントを探してみませんか。

50歳前後の女性は、更年期で身も心も不安定になることがありますね。

私は更年期こそ、第二の人生の始まりだと思うんです。まるで、赤ちゃんが真っ暗の産道を通ってこの世に生まれてくるののような時期というか、これから始まる新しい自分への通過点と思えばいいんです。

今、皆さんに必要なのは、自分にさまざまなことを問い直すことです。

私はこのままでいいのだろうか。何がしたいのか。何が心地よくて、何が相応しいのか。すると本当の自分が見えてきます。

そこで目標なんて設定しなくてもいい。目標を定めると、それにとらわれてせっかくのチャンスを逃してしまうこともあるし。

最終的には、自分が好きな自分になればいい。

人生の折り返しに入ったら、誰かから与えられた価値観で生きるのはおしまいに。今の自分にフィットしない考え方は捨てて、価値観の新陳代謝をしていくことが大切です。

50代でちゃんと「自分らしく」を取り戻せば、60歳から驚くほど人生が面白くなります。

さあ、素敵な第二の人生を生きましょう。自らが自分の生きる道を意思決定できてこそ、人間は真に自由になれるものですよ。

※本記事は「50代からの生き方のカタチ―妹たちへ―」(関西学院大学ジェネラティビティ研究センター編纂)から抜粋し作成しています。

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Profile

やましたひでこ

一般財団法人断捨離®代表。人生を有機的に機能させる哲学として、世界的に認知されるようになった「断捨離」提唱者。著書『人生を変える断捨離』(ダイヤモンド社)をはじめ、断捨離関連書籍は、国内外累計600万部を超えるミリオンセラーとなり、アジア各国、ヨーロッパ各国など20以上の言語に翻訳されている。

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