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私は「宮崎アニメ」的世界で育った……アクサのサステナビリティ担当役員が語る、自然が中心にある充実の生き方

仕事は「自分が楽しいと思ったこと」を追求する

仕事では、自分の信念、価値観と合致しているかどうかを大切にしています。自分の信念、価値観が仕事をする喜びにつながり、必ず人生に生きてきます。父から仕事について「自分がやりたいこと、自分が楽しいと思ったことを追求するべきだ」と言われて育ちました。こうした父の言葉の影響も大きいです。

フランスのすべての学校で実施されているリスクマネジメントの教育について、アクサのプログラムとして立ち上げたことも思い出深い経験です。現在もフランスの10歳の子どもたちの半数が受けているプログラムで、サイバーリスク、フェイクニュースの気づき方などを学びます。現在、アクサはサステナビリティー戦略を組み込んだ経営の評価指標を策定し、心躍る思いで仕事ができています。

フランスの豊かな自然と文化遺産を次の世代につなぎたい

自然豊かなアルザスで育った私にとって、人生の中心に自然があります。先祖から受け継がれてきた自然を守ることが何よりも大切なことだと思っています。また、フランスのヘリテイジ、ベルサイユ宮殿やルーブル美術館など長い歴史が今も息づいている文化遺産を守ることも大事です。豊かな自然と文化遺産を次の世代につなぐことは、フランスの文化を国際的に象徴していると思います。

ふだんは、パリで暮らしていますが、可能な限り休日はパリを離れて、ノルマンディーの別荘で過ごします。家族と過ごしたり、友人を招いたりしています。海辺や森などノルマンディーの自然を楽しむ時間をとても大切にしているのは、子どものころから自然の中で動物と触れ合いながら育ったことが影響しています。

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セリーヌ・スブランヌさん 2018年7月アクサグループ チーフ・サステナビリティ・オフィサーに就任。政治学を専攻し、卒業後ジャーナリズム、地域政策の策定、コンサルティングの分野で経験を積む。2006年、トランスフォーメーション&コミュニケ―ション部門の責任者としてアクサに入社。その後、アクサフランスのCR(コーポレート・レスポンシビリティ)部門のディレクターに就任。フランスで初めてESG要素を組み込んだ保険商品の開発を推進し、“Citizen Insurance”を立ち上げた。2014年にはWomen in Insurance TrophiesでWomen’s Citizenship Trophyを受賞。現在、アクサを代表してTNFD(自然関連財務情報開示)に参画している。



写真 Geoffroy van der hasselt– AXA 
文 正本恭子

【キャリアストーリー】では、自分らしく働く女性のインタビューを通して仕事や生き方のヒントになる言葉をお届けします。

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