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ベルギー発・短い夏のお楽しみは紫外線度外視の日光浴と新鮮なシーフード!

13世紀からあるサン・カトリーヌ教会(ブリュッセル/ベルギー)

世界各地でコロナ感染防止のための制限を解除する国が多くなってきていますが、ヨーロッパの中央に位置するベルギーもそのひとつ。フランスやドイツなどとも国境を接していて旅の拠点にも好都合とあって、この夏は旅行者も増えそうです。そんなベルギーの首都・ブリュッセルに暮らすマリクレ読者が、アフターコロナの街の様子をレポートします。

港町の名残りが今も息づいて

ベルギーに初夏が訪れました。

この時期は明るい太陽の光の下で食事やお酒を楽しんでいる人々をよく見かけます。
ベルギーの冬は長く、雨の日も多くて暗くどんよりとした日が続きます。そのため、夏になると紫外線など一切気にせずに思いっきり太陽を浴びて夏を楽しむのです。

青空の下、食事を楽しむ人々でにぎわう

またワクチンパスポートの廃止、マスク着用義務の解除などコロナ規制がほぼなくなった今、多くの人がアフターコロナの世界を楽しんでいるように見えます。

気持ちのよい日差しの下、食事を楽しめるレストランはたくさんありますが、私のオススメはカジュアルにシーフードとワインを楽しむことができる「Mer du Nord(メール・ドゥ・ノルド)」。「Mer du Nord」は北海という意味。魚屋さんが経営するお店なので、新鮮な魚介類を使った美味しいシーフード料理を食べることができます。

サン・カトリーヌ広場の角にある鮮魚店が経営するバー「Mer du Nord」
「Mer du Nord」では、注文時に自分の名前を伝えて料理ができると呼ばれるシステム

レストランはサン・カトリーヌ広場の角にあり、美しいサン・カトリーヌ教会の横でとる食事は、カジュアルながら贅沢な気分に。週末はもちろん平日でも白ワイン片手にシーフードを楽しむ人々で賑わっています。ベルギーの日常に溶け込んでいるような感覚になれる場所のひとつです。

イカのフリッツ(右上)や小魚のフリッツ(中)は6€

現在のサン・カトリーヌ教会は、港があったところを埋め立てて建てられたものだといいます。そして教会の裏、地下鉄のサン・カトリーヌ駅の横にある広場は、もともと魚市場があった場所だそう。

このような街の歴史があるためか「Mer du Nord」以外にも周辺には多くのシーフードレストランが並んでいます。

ロブスター料理が人気のシーフードレストランなどが軒を並べています

ブリュッセル中心地に近く、おしゃれなエリアでもあるため、シーフードレストラン以外にもカフェやパン屋、ショコラティエなどもあり散策するにもおすすめ。旅行で来られた際にはこのサン・カトリーヌ広場に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

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Profile

本田菜々絵

ほんだななえ 神奈川県出身。大学卒業後、株式会社資生堂に入社、営業を経て、マーケティングを担当した。結婚後、夫の転勤に伴いタイ・バンコクに滞在し、現在はベルギー・ブリュッセル在住。旅行・ファッション・ショッピングが好きな二児の母。

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