海外在住の読者から現地発の話題をお届け。今回はベルギー・ブリュッセルのブロカントを紹介します
私の住むベルギーでは、ほぼ毎日「ブロカント」が開かれています。ブロカントとは「蚤の市」という意味。気取らない日用品や食器、カトラリーなどキッチン用品、中古のレコード、本、洋服、靴などが多く、なかにはガラクタと思えるような物が並んでいたりもします。

コロナ感染対策のため中止を余儀なくされていたブロカントですが、2021年6月から再開されました。首都ブリュッセルの中心にあるジュド・バル広場のブロカントは午前6時から午後2時まで開かれ、毎日通う人も多くいます。実際、ほぼ毎日通い詰めている私の友人によれば、日によって違うものが並び、その中からお宝を掘りだしたときの楽しさはやみつきになるそう。私には用途がわからない何かのパーツを熱心に物色しているおじさんたちに遭遇したりもします。
ここではテントのあるお店はほとんどなく、地面にシートを広げてその上に品物を並べるスタイルがほとんど(だから雨の日は出店数が少ない)。なかにはガラクタのようなものが詰まった段ボールをそのまま置いてあるようなお店も。しかし、箱の中をあさるとベルギーの老舗陶器ブランド「ボッホ(BOCH)」のアンティークの食器が入っていたりするのでびっくりします。しかも値段が破格!ネットのフリマサイトの10分の1くらいで値付けされているのではないでしょうか。

ここのブロカントは他のブロカントよりもともと価格が安めですが、それでも値段交渉をするのが当たり前。値札のついていないものが多いので、まずは値段を聞いて、高いと思ったら値下げ交渉です。言われた値段の半額から攻めるのが私流。下げてくれない場合もありますが、だいたいはある程度までは応じてもらえます。同じお店の商品でも交渉する人によって言われる値段が違うことも。そんな適当な雰囲気もブロカントならではの楽しみなんです。


午後1時には撤収作業を始めるお店も多く、また掘り出し物をプロの業者が買ってしまうこともあるので、午前10時までには到着したいところ。常にさまざまなジャンルの商品がありますが、土日は平日より出店数が多く、特に洋服、アクセサリー、家具のお店が多くなる傾向が。観光客狙いでちょっと高めのお値段になっているお店もありますが、ヨーロッパ各地から集まった可愛い雑貨やアクセサリーがたくさん出ていますので、べルギー旅行の際はぜひ立ち寄ってみてください。

本田菜々絵
ほんだななえ 神奈川県出身。大学卒業後、株式会社資生堂に入社、営業を経て、マーケティングを担当した。結婚後、夫の転勤に伴いタイ・バンコクに滞在し、現在はベルギー・ブリュッセル在住。旅行・ファッション・ショッピングが好きな二児の母。
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