【モルディブ旅の新機軸①】オールインクルーシブの概念が変わる「OZEN LIFE MAADHOO(オーゼン・ライフ・マードゥー)」編
2025.12.8
2025.12.8
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モルディブは、これほどまでにスパが定着する前からウェルネスに注力していたスパ先進国。これも、島の中におこもりするからこそ、充実した滞在にできるようにというホスピタリティの表れだろう。ここでも、スパは人気が高い。

定番的なフェイシャルやボディのオイルマッサージとともに、「ヴェリボンドリ」というモルディブ式サンドボールマッサージや、「カシナシ」というココナッツの殻を用いたマッサージなど土地柄が生かされたものもある。トリートメントで使用されるオイルや、スパで販売されているコスメにもモルディブ・メイドがあるのでお土産にしても。

受けてみたのは塩を使ったボディスクラブ。最初のボウルの水の中で足を洗ってくれるフットリチュアルに始まり、終わった後には日焼けした肌に艶が出て気分も上がった。受けるのがスパ専用の水上ヴィラの個室で、気がつけばお昼寝タイムになってしまっていた。

早朝や夕方には、毎日ヨガなどのワークショップもスパの近くで行われている。パーソナルトレーナーによる個人セッションなども申し込める。



「オーゼン・ライフ・マードゥー」は、非常に恵まれた場所にある。それは、イルカの遭遇率が高い場所へのクルーズができるということだ。乗船前に「イルカに出会えるかどうかは50パーセントの確率です」と言われていたので、正直あまり期待していなかったが、最後には驚くほどたくさんのイルカたちと並走することができた。
最初、慣れたスタッフが遠方に見つけたイルカを、目を凝らして探していたが、気がつけば船を取り巻くようにイルカの群れが近くにいた。手を伸ばせば触れられそうなほどの距離。水族館などで見るイルカより小ぶりで、大きなジャンプをするわけではないが、時折海面に背中を出して進んでいく。スケート選手が走り抜けるようにスムーズな動き。子供と一緒に、我々大人たちも大きな歓声を上げて喜んだ。イルカたちは現れた時と同じぐらいにあっという間に去っていったが、まるで歓迎されているかのように思えて、なんだか幸せな気持ちになった。サンセットでオレンジ色に染まっていく水平線とイルカのシルエットは幸福な記憶として刻まれた。
1日2回のシュノーケリングでは、ウミガメに会える率も高い。「ドーニ」という伝統的な木製の船で沖に出て、ウミガメを探す。白い珊瑚(さんご)の楽園の中を色鮮やかな熱帯魚が集っている。そこを悠々と空を飛ぶようにウミガメが通り過ぎていく姿は美しかった。先に述べたようにシュノーケリングはヴィラの周囲でもできるので、時間を変えてさまざまな海の景色を眺めてみてはいかがだろうか。


モルディブはサンセットの美しさに加えて、サンライズの素晴らしさが抜きん出ていると思う。それは、空の色が実に多彩な変化を見せるからだ。黒一色だった空の上に群青色のかけらが見えたと思ったら、強いオレンジが現れる。フォトグラファーの間では「雲が芸をする」という表現することがあるが、雲が多い日は太陽光を反射してユニークなグラデーションを織りなす。そして、海面にシルバーやオレンジの光の帯を作りながら太陽が昇ってくると、今度はパステルの世界がとって代わる。ピンク、ライトブルー、淡いパープルが活動的な朝を連れてくる。
このリゾートには、ちょうど水上ブランコの間を太陽が昇っていく絶景ポイントがある。冒頭の動画にもあった場所で、カップルが手をつなぎながら2人の後ろ姿をカメラに収めている様子が微笑ましかった。


この時間帯は、日中のにぎやかなリゾートとは打って変わって静けさの中にある。聞こえるのは自分の足音と鳥たちのさえずり、そして波の音ばかりだ。どんなときよりも、美しい海と島を独り占めした気分になれるので、滞在時には暗いうちから早起きをして1時間ほどの早朝散歩をしてみてほしい。ここでしか味わえない時間というぜいたくが体感できるだろう。

information
オーゼン・ライフ・マードゥー/OZEN LIFE MAADHOO
料金:1泊$2156〜/ 室(税抜き・2名分オールインクルーシブプラン)
お問い合わせ先:050-5530-6740(株式会社エス・ティー・ワールド)
https://theozencollection.com/maadhoo
photo & text: Rica Ogura
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