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食後酒を楽しめる新ラウンジがオープンした「界 加賀」。人気の金継ぎ体験では工芸品の美しさを再発見

「九谷焼」のアートパネルが華やかな大浴場

山代温泉は、約1300年前に高僧・行基(ぎょうき)が霊峰白山へ向かう途中で発見したといわれる歴史ある湯。とろりとした泉質で、「美人の湯」とも言われている。内風呂では、「九谷焼」のアートパネルを眺めながら、加賀の風情あふれる湯浴(ゆあ)みが楽しめる。

アートパネルは、「色絵」「青手」「赤絵」「藍九谷」という伝統的な四つの九谷焼様式で、それぞれ加賀の「春」「夏」「秋」「冬」を表現。

「九谷五彩」を自在に使用する写実的な「色絵」は、彩りにあふれた華やかな「春」。緑・黄・紫・紺青の印象的な配色で器全体を塗り埋める「青手」は、大胆でエネルギーにあふれた「夏」。髪の毛ほどの細さの線で文様などを描いた「赤絵」は、あざやかな紅葉に染まる「秋」。そして、藍色の濃淡が上品な美しさを放つ「藍九谷」は、凜として冷たく澄んだ「冬」。

女湯の九谷焼タイル

男湯と女湯あわせて計8人の九谷焼作家が、自由な発想でデザインしている。

また、露天風呂との仕切りガラスには、金箔の国内生産量の9割を誇る「金沢箔」で加賀地方の象徴である白山が描かれ、湯上がり処(どころ)には、金沢の希少伝統工芸に指定されている加賀提灯がつるされている。

金沢箔をあしらったガラス
湯上がり処と加賀提灯

有形文化財に登録されている茶室

本旅館の中庭には、伝統建築棟と同時期に建築され、有形文化財に登録されている茶室「思惟庵(しいあん)」がたたずんでいる。越前から加賀エリアにかけて多くみられる、赤瓦の屋根が特徴的だ。

外観は質素なつくりで、庭に面した茶室南面に貴人口、西面に躙り口がある。内部は、漆塗り仕上げがされた木部、折り上げ天井(端あげ格天井)で構成され、書院風の造りになっている。

金沢は京都、松江と並ぶ日本三大菓子処で、茶の湯文化の盛んな土地柄。茶室は見学が可能で、茶の湯体験も実施している。

【茶の湯体験】9:30〜10:15/10:30〜11:15(各回4名)、料金:1名 ¥2,000、要予約(前日19:00までにフロントにて。宿泊予約済みの場合は、予約確認ページから事前予約が可能)

また、本旅館を訪れたら、伝統建築棟のフロントホールを見上げてほしい。太い大黒柱と大きな丸太梁を、金物を一切使用せずに組み上げた伝統的な建築方法「枠の内」を見ることができる。

水引のアートが彩る「枠の内」

現代では同じ材料で再現することは難しく、希少価値の高いもの。館内の随所で見られる伝統工芸などと同様、その美しい日本の伝統技術を、その目に焼き付けてもらいたい。

text: Tomoe Tamura

囲炉裏や昔遊び、「界 アルプス」で信州の田舎体験を。うなぎと生わさびを食す特別会席も絶品
美肌の湯・秋保温泉で、伊達政宗公の粋な文化を体感する「界 秋保」

関連情報
  • 「界 加賀」
    所在地:石川県加賀市山代温泉18-47
    電話:050-3134-8092 (界予約センター)
    客室数:48室(チェックイン15:00/チェックアウト12:00)
    アクセス:【電車】JR 加賀温泉駅より車で約10分/【車】北陸自動車道 加賀ICより約15分
    料金:1泊 ¥31,000~(2名1室利用時 1名あたり、サービス料・税込み、夕朝食付き)
    URL:https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/kaikaga/


    「加賀の文化づくしプラン」
    期間:2024年11月6日(水)まで
    含まれるもの:宿泊、夕朝食、プラン特典
    【プラン特典詳細】
    ・「べんがらラウンジ」利用確約
    ・「金継ぎいろは」参加確約
    ・ご当地部屋「加賀伝統工芸の間 露天風呂付客室」宿泊
    ・特別会席「のどぐろと鮑の会席」を夕食時に用意
    料金:宿泊の日程により変動するため、詳細はプラン予約画面にてご確認ください。
    定員:1日1組(1組2名)
    URL:https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/kaikaga/activities/14154/
    WEB限定販売のため、電話での予約は不可。

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