東京のテラス席が楽しめるレストラン5選
2023.6.7
2023.6.7
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表参道から明治神宮にかけて続く、けやき並木沿いの商業ビル「GYRE」4F に位置するフレンチレストラン「ボネラン」は、グリーンで満ち溢れたダイニングエリアのほか、表参道の街路樹を借景に心地よいひとときを過ごせるテラスが、この時期は特に人気。広さのあるテラスに、ゆったり座れるテーブル席が並び、つい長居してしまいそう。
同フロアのガストロノミーレストラン「élan(エラン)」の姉妹店なので、料理の監修を務めるのは「élan」オーナーシェフで、ミシュランガイド東京2023で1つ星を獲得した信太⻯馬さん。フランスの名店「トロワグロ」や「オテル・ド・クリヨン」、東京では「エスキス」のスーシェフとして研鑽を積み、独立した新進気鋭の料理人だ。
全国の生産者から厳選した食材を使用し、シェフの哲学や感性を10〜12皿のコースを通して具現化したガストロノミックなモダンフレンチ「élan」に対して、「bonélan」は友人や家族、1人でも、気軽に本格的なフランス料理が楽しめる店。メニューには、シェフがフランスで修業中に体験した思い出の料理や、フランス各地方の伝統料理が供される。たとえば、パテドカンパーニュやオレンジ風味のキャネット(仔鴨)、スモークサーモンのマリネなど、伝統的な技法でシンプルに仕上げたフランスの定番料理の数々は、 ホッと心温まるようなやさしい味わい。
ランチタイムに合わせた軽めのコースや、しっかり食べる人へコース料理に加え、アラカルトメニューもあるので、シーンに応じて使い分けて。
インド料理の概念をくつがえす日本初のモダンインディアンキュイジーヌレストラン 「SPICE LAB TOKYO (スパイスラボトーキョー)」。その一つ上の階にある、系列店のダイニングバー「ザ・グレイルーム」もご存知? 銀座駅から徒歩5分の好立地ながら、ビルの11Fに現れる現代的でシック、ニュートラルな心地よさを追求した大人のための空間で、銀座では珍しい地上30mに配されたテラス席は、知る人ぞ知る銀座の穴場スポットとなっている。
テラスでは、階下の「スパイスラボトーキョー」で作られた数々のモダンインド料理のアラカルトや、もちろんバーフードも味わえる。ランチタイムのおすすめは、「Biryani by SPICE LAB TOKYO ビリヤニセット」(¥1,910 )。ベジタブルビリヤニと本日のカレー2種にスパイスドレッシングで食べるリーフサラダが付き、食後はそのおいしさに定評のあるインドコーヒーかオリジナルスパイスティーが提供される。
また、12~18時30分(16時30分L.O.)にはアフタヌーンティー(¥5,200、サービス料別)もテラスで利用できる。ひよこ豆とジャガリーで作るインドのポピュラーなお菓子ラドゥーや、ヨーグルトで作るおめでたい席で供するシュリカンドといったインドスイーツをモダンに仕上げて盛り合せた「Indian Dessert」の段と、季節のフルーツやインドスパイスでアクセントをつけたスコーンやチーズケーキ、シュークリームなどの西洋菓子が並ぶ「European Dessert」の段、そして、ひよこ豆の甘くないスポンジケーキであるドクラやインドのストリートフードの定番であるチャートやチキンティッカなどをモダンインド料理スタイルに昇華した軽食が味わえる「Savory」の計3段セットは、満足感たっぷりの内容だ。
ディナータイムでは、インド各地のスペシャリテを盛り付けたプレートディナーに、スパイスを使ったオリジナルカクテル4品 (ノンアルコール2種・アルコール2種)やワイン、ビール、オリジナルスパイスティーやインドコーヒーなどを90分飲み放題できるプラン(17時以降の平日¥5,850 、土日・祝日¥6,500 ・ともにサービス料別 ※メニュー内容・料金は変わることがあります)を現在展開中。「スパイスラボトーキョー」仕込みの料理クオリティーでお得感いっぱいのプランなのでお見逃しなく!
テラス席で食事をするというとつい洋食のイメージが先行するが、繊細な味わいの京料理を青空の下で優雅に食べられるスポットもある。それが、京都から東京初出店となった「宮川町 水簾 東京ミッドタウン店」。京都・祇園にある本店さながらの落ち着いた空間で、本店の初代料理長、島谷 宗宏さんによる料理が味わえる。
島谷さんは、京都の「嵐山辨慶」や「貴船ひろや」など、和食の名店で修業を積み、2003年「都旬膳 月の舟」の料理長に就任。日本料理アカデミー主催のコンペティションでの優勝や包丁細工の名手としても賞賛され、2012年「宮川町 水簾」の初代料理長に、そして現在は総料理長として東京ミッドタウン店でその腕をふるっている。あえて看板料理を用意せず、京料理の伝統を守りながら、自然や人の気持ちに寄り添う料理を、毎月趣向を変えて提供するのがこの店のスタイル。こだわり尽くした食材選び、手間ひまを惜しまない繊細な下ごしらえ、そして熟練した包丁さばきと調理法で素材の持ち味を最大限に活かした料理は、盛り付けも眼福で、本店のみならずファンが多いのにもうなずける。
ランチには、人気の「京おせち膳」(¥6,050)のほか、宝石箱のような盛り付けに心躍る「いくら親子ちらし膳」(¥4,400)、また4種の焼き魚を少しずつ楽しめる「焼き魚膳」(¥6,050)、牛しゃぶ膳やうなぎちらし膳など、セレクトの幅が広いのもうれしい。ソムリエが選ぶ日本酒やワインなどとゆっくりと味わうのもおすすめ。
テラスのほかにも、料理人の技をライブ感たっぷりに眺められるカウンターや、接待や商談に人気の風格のある個室もあるので、さまざまなシーンで使い勝手が良いのも◎。四季折々の食材に繊細な仕事が加えられた京都の味を、初夏の空気のなかで心ゆくまで楽しんで。
※掲載情報は2023年6月時点の情報となります。最新の営業状況は店舗までお問い合わせください。
text: Tomomi Seki Manton
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スカルペッタ東京
【住所】東京都港区虎ノ門4-1-1 神谷町トラストタワー1F
【営業時間】17:30〜23:00(L.O. 22:30)
【定休日】月曜、日曜、祝日
https://scarpettatokyo.com
Opuses(オウパセズ)
【住所】東京都中央区銀座8丁目9番4号 ザ ロイヤルパーク キャンバス 銀座8 14F
【電話番号】03-6263-8432
【営業時間】7:00〜10:00、11:30〜23:00(フード22:00L.O.、ドリンク22:30L.O.)、日曜21:00(フード20:00L.O.、ドリンク20:30L.O.)無休
https://www.canvas-ginza8.jp/restaurant/
bonélan(ボネラン)
【住所】東京都渋谷区神宮前5-10-1 GYRE4F
【電話番号】03-6803-8699
【営業時間】ランチ11:00〜14:30(L.O)、ディナー17:00〜21:00(L.O)
【定休日】月曜・火曜
https://www.instagram.com/gyre_bonelan/
THE GRAY ROOM(グレイルーム)
【住所】東京都中央区銀座 6-4-3 GICROS GINZA GEMS 11F
【電話番号】03-6274-6023
【営業時間】11:30〜24:00(23:00L.O.) ※アフタヌーンティーは 16:00 最終入店。要予約
【定休日】月曜(祝日の場合は火曜)
https://thegreyroomtokyo.com
宮川町 水簾 東京ミッドタウン店
【住所】東京都港区赤坂9丁目1−1 東京ミッドタウン ガーデンテラス3階
【電話番号】03-5413-1881
【営業時間】11:00〜22:00 無休
https://www.tokyo-midtown.com/jp/restaurants/SOP0017012/
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