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京都の桜おすすめコース2023① いち早くお花見できる京都御苑のシダレザクラ【町家宿おかみのたびする京都、くらす京都】
2023.3.10
日差しがだんだんと明るくなり、気温の高い日も増えてきて、春の訪れを感じる今日この頃。今年は旅行がてら桜を愛でたい人も多いのでは。
京都で町家をリノベーションした宿「karigane」を夫婦で営む下岡莉香さんが、地元ならではのオススメスポットを紹介するこの連載。
今回は、桜の名所の多い京都でもいち早く開花を迎えるスポットと、おいしいものを楽しめるとっておきの散策コースを紹介します
3月に入り、京都はいよいよ暖かく春らしい気候になってまいりました。
テレビやネットの天気予報では桜の開花予想も始まっております。今年は標準的、あるいはそれよりも少し早い開花となりそうですね。日本気象協会の3月9日時点での予測は、京都の桜は開花が3月22日、満開が3月30日となっています。
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①花見シーズンの幕開けは京都御苑のシダレザクラから
全国的に桜と言えばソメイヨシノが標準的ですが、京都ではシダレザクラの名木が多くあります。とくに京都御苑の北東にあるシダレザクラは、天皇に仕える貴族の筆頭格である近衛家の邸宅跡にあることから、「近衛邸跡の枝垂れ桜(もしくは糸桜)」と呼ばれています。
京都御苑のホームページでは開花状況も発信中
こちらのシダレザクラはソメイヨシノよりも一足早くシーズンが訪れるので、今年2023年は3月20日ごろに開花し28日ごろには満開となるのではないでしょうか。京都御苑はその大部分が公園として24時間開放されていますので、大型バスで観光客が押し寄せる前の、朝早い時間帯がおすすめです。
江戸時代末期の天皇も、こちらの桜をほめたたえる和歌を詠んでいらっしゃいます。今年の春休みの旅行先候補として、京都御苑の桜をご覧に、京都はいかがでしょうか。