【2023年 国際女性デー】「ゆうこす」こと菅本裕子さんが見つけた“ご自愛時間”の作り方
2023.3.8

3月8日は「国際女性デー」。1975年に国連によって制定されてから、今年で48年を迎える。マリ・クレール デジタルではこの女性の歩みを称える日に向けて、世界で活躍する女性を取材。今回は3月11、12日に開催されるヘルスケアイベント『WEHealth2023 sponsored by エレビット』に登壇予定の「ゆうこす」こと菅本裕子さんに話を聞いた。
2023.3.8
3月8日は「国際女性デー」。1975年に国連によって制定されてから、今年で48年を迎える。マリ・クレール デジタルではこの女性の歩みを称える日に向けて、世界で活躍する女性を取材。今回は3月11、12日に開催されるヘルスケアイベント『WEHealth2023 sponsored by エレビット』に登壇予定の「ゆうこす」こと菅本裕子さんに話を聞いた。
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『WEHealth2023 sponsored by エレビット』の今年のテーマは「ご自愛」。“モテクリエイター”という肩書きを自ら作り出して起業し、現在はタレント、モデルとして表の顔を持ちながら、実業家として裏方仕事もこなす菅本裕子さん。自分を愛でる“ご自愛時間”はあるのだろうか?
「皆さんが思っている以上に、ゆっくりする時間はありますよ。1日9時間以上は寝ていますし、夜はパートナーとお茶を飲んでおしゃべりしたり、土日はサウナに出かけたり……。今って自分ひとりでなんでもできちゃう時代ですよね。動画もテンプレを使えば誰でも作れちゃう。でも、遠くに行きたければ多くのチームを作らなければいけないと思います。健康に働いていくために、とくに女性は生理などもあって体調に波がありますから、効率的に仕事を進めるためにもチームは必要。自分がしなくてもいいことをしっかり見極めて、協力し合うことが大事」
限られた時間の中でスムーズに業務を遂行するためには、所要時間の見積もりやスケジュール管理も大切なビジネススキルだと語る。
「たとえばAという仕事があるとしたら、それに何時間かかるのかを考える。1時間かかるのであれば、バッファを考慮し1時間半スケジュールを取っておく。すると、押すこともなく完璧なスケジュール組みができるんですよね。そうしてできたゆとり時間の中に、“今日はバスソルトを入れて入浴しよう”っていうご自愛時間すらもスケジューリングしてしまうんです」
そうは言っても、時にはスケジュール通りいかないこともあるのでは?
「もちろんあります。仕事とご自愛、どちらも大事ですが、仕事には相手がいることからそちらを優先しなくてはいけないことも。50:50で過ごしたいと思っても、ご自愛時間が少なくなってしまうこともありますが、そんな時は携帯の繰り越しプランのように、何も予定を入れていない土日にご自愛時間を持っていくなどやりくりしています」
「もちろん美容も好きだけど、1番のご自愛は睡眠。だからスキンケアやボディケアにかける時間は短いです。睡眠時間のためにケアをいかに短くできるか頑張っています。手がけるスキンケアブランド『YOAN(ユアン)』も、それを考えて商品を開発。美容液と乳液が混ざっている新発想の美容乳液など、とにかく時短ケアできるように!」
今でこそとても上手に時間を使えているが、起業したばかりの頃は心のバランスを崩してしまったこともあるそう。
「そもそも女性は繊細なところがありますからね。過去には生理が1年以上こなかったことも、心がボロボロになりかけたこともあります。人の前に出る仕事もやりつつ、意外だと言われますが、社内の業務も結構やっているので。社長業をやりながらタレント業もしていく中で言いたいことも言えなくて、心を痛めた時期もありました。でも、生活習慣を変えたり、チームを増やしたり、精神科に通うなどして乗り切り、今では本当に毎日幸せに過ごせています」
欧米では精神科を受診した経験のある人は多いというが、日本ではまだ少しハードルが高いイメージだ。
「精神科には約3年半前から通っていますが、少しずつ減薬できています。私が通院を始めたきっかけは2つありました。ひとつは当時付き合っていた今の夫に勧められたこと。自分で気づきにくいことを、周りの人が気づいてくれたのはよかった。もうひとつは、マンガが好きなんですが、『Shrink〜精神科医ヨワイ〜』という作品を読んでいて、まさに自分の状態がこれだな、と思ったから。責任感が強い人や真面目な人ほど弱音を吐けなかったり、甘えだと思ってしまったりするので、少しでも心の異変を感じたら相談してみるといいですよ」
一貫したセルフブランディングで次々と事業を広げているが、女性ということをハンディキャップだと感じることはないのだろうか。
「もともとポジティブなので、女性だからっていうハンデはあまり感じたことはないかな。嫌味のように“女性なのにすごいね”“タレントなのに本当に仕事してるの?”と言われたこともありますが、そのぶんちゃんとやれたときに見返せるし、下に見られていることを逆にラッキーだと思っちゃいます」
昨年結婚を発表したが、それによって仕事のスタンスが変わることもないと言う。
「もともと3年ほど一緒に暮らしていたので、結婚によって家事の負担が増えたり生活が変わったりすることはなかったのですが、出産は女性にしかできないので、そのタイミングだけは二人で話し合ったりします。その時に夫がどうサポートしてくれるのか、キャリアを崩さずにいられるかは考えています。
今は私が前面に出ないと成り立たない事業も、私がいなくても自走できるようなチームに育ち、戻ってくる頃にはこうなっているだろう、という仮説を立てて進めているので不安は一切ないです。そこをなんとか成し遂げたいですね」
edit: Mie Arisumi
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3月8日の国際女性デーに向けて、女性のヘルスケアイベント「WEHealth2023 sponsored by エレビット」を開催。最新のフェムテック商品に触れられる体験型コーナーのほか豪華ゲストによるトークショーも。どうぞお見逃しなく!
WEHealth2023 sponsored by エレビット
会期:2023年3月11日(土)~3月12日(日)11:00~19:00
会場:LIFORK原宿(東京都渋谷区神宮前1-14-30 WITH HARAJUKU3階)
公式サイト:https://wehealth.co.jp/
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