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デビュー25周年、冨永愛が語るモデル人生、そして俳優への挑戦

15歳でモデルとなり、17歳でNYコレクションにて海外デビューを果たし、一躍話題に。以降、世界の第一線でトップモデルとして活躍してきた冨永愛が今年で25周年を迎えた。日本人として唯一無二のキャリアを持つスーパーモデルは、持ち前の好奇心で、モデルの他、テレビ、ラジオ、イベントのパーソナリティ、俳優、チャリティ・社会貢献活動や日本の伝統文化を国内外に伝える活動など、さまざまな分野へと活動の幅を広げている。モデルとして華やかなファッションシーンを渡り歩いてきた四半世紀のこと、そしてモデル業の魅力とは?さらに、俳優としての新たなチャレンジと、これからの冨永愛について。

ブルゾン¥624,800 ブラトップ¥334,400 パンツ¥278,300 ベルト¥110,000(すべてブルネロ クチネリ/ブルネロ クチネリ ジャパン)

──25年間で忘れられないモデルの仕事は?
やはり、ファッションウィークでしょうね。バックステージの雰囲気、ランウェイの緊張感、デザイナーの世界観に包まれるあの空気……。特に2000年代初頭の、エネルギッシュで華やかなショーは、鮮明に覚えています。ジョン・ガリアーノやトム・フォード、アレキサンダー・マックイーンなど、当時のそうそうたるデザイナーと出会い、一緒に仕事ができたことはかけがえのない財産です。

──3年間の休業を経て、100歳までモデルを続けたいと思ったきっかけは?
2020年にパリコレに復帰して、再びランウェイを歩けたこと。モデルを続けていくかどうか、ということも含め、今後の道を決めるための挑戦でもありました。いちモデルとしてキャスティングオーディションに参加して、ショーに出られたらこのまま進もう、とね。モデルもデザイナーも若くなっていて、彼らに「10歳の頃、憧れていました!」なんて言われたことも(笑)。それに、モデルが多様性に富んでいること、バックステージやフィッティングの雰囲気がとても穏やかになっていたことなど、ずいぶん変わっていました。でもいざランウェイを歩くと、そこは昔と全然変わっていない。「あ、コレだ!」という高揚感が待っていましたね。

──あなたにとってモデル業の魅力とは?
モデルは私の人生そのもの。天職に出会えたけれど、ここまで続けてこられたことは奇跡に近いとも感じています。モデルの仕事はライブのような即興性のあるところが好き。撮影当日に着る服を見て、ヘアメイクが決まって、カメラの前に立って、さあどう動くか? 瞬発的にムードを感じとって、カメラマンとセッションることで、思わぬ表情や動きが写し出されるところがすごく面白い。この刺激的なコラボレーションは、10年後も続けていたいし、どんな顔で写真に写るだろうかと想像するだけでワクワクします。

お問い合わせ先

 ブルネロ クチネリ ジャパン tel: 03-5276-8300
www.brunellocucinelli.com

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