ジョナサン・アンダーソンによるディオールのウィメンズルックが登場【ベネチア国際映画祭2025】
Photo: Dior
2025年8月27日〜9月6日(現地時間、以下同じ)開催の世界3大映画祭のひとつ、ベネチア国際映画祭のレッドカーペットで、旬なハリウッド俳優たちがジョナサン・アンダーソンによるディオールのウィメンズルックをまとって登場。10月1日、パリ・ファッションウィークで初披露となるウィメンズコレクションのショーを前に、期待が高まっている。マリ・クレール インターナショナルのブラジル版デジタル記事より一部編集してお届け。
米俳優グレタ・リー、英俳優ミア・ゴス、米俳優モニカ・バルバロらが、この10月にパリで予定されている、ジョナサン・アンダーソンによるウィメンズのファーストコレクションを先取りするルックで登場した。
ベネチア国際映画祭は、北アイルランド出身デザイナー、ジョナサン・アンダーソンがディオールのウィメンズを率いて初めて、大々的に披露されるのに最適な舞台となった(今年6月のメンズコレクションのショーで、米歌手サブリナ・カーペンターらが、ウィメンズのデビューコレクションにリンクするであろうルックで出席している)。
イタリア人俳優アルバ・ロルヴァケル(映画『墓泥棒と失われた女神』など)やグレタ・リー(映画『パスト ライブス/再会』など)、ミア・ゴス(映画『MaXXXineマキシーン』など)、モニカ・バルバロ(映画『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』など)といった俳優たちに衣装を提供することで、彼がディオールをどのように再解釈しようとしているのかが垣間見えた。
今回登場したルックは、それぞれ異なっていながらも共通点がある。クリスチャン・ディオールが手がけた1947年のニュールック、1920年代に見られた舞台衣装のような演出、そしてジョナサンがロエベで培ってきた、彫刻のような精密さが互いに響き合うスタイルだ。彼のアーティスティック・ディレクターへの就任は歴史的な出来事である。クリスチャン・ディオール以来、1人でメゾンのウィメンズ、メンズ、オートクチュールなどのすべてを担当するのは初めてのことだ。
今年6月のメンズファッションウィークでのデビューに続き、10月1日にパリでウィメンズのファーストコレクションを発表する。これは今年最も期待されているファッションショーのひとつだ。
アルバ・ロルヴァケル
8月28日、Netflix映画『ジェイ・ケリー』(12月5日配信開始)のフォトコールに出席したアルバ・ロルヴァケル。Photo: Dior
8月28日木曜の朝、アルバは、シルクのリボンがあしらわれたプリーツの入ったイエローのノースリーブシルクトップス姿で登場した。ぱっと見はシンプルだが、精巧に作られた一着だ。
その夜、彼女は、ディオールのアトリエで126時間かけて製作されたというディープブルーのドレスをまとって場をさらった。ジョナサンがデザインした初のオートクチュール作品だ。18世紀のシルエットからインスピレーションを得たこのドレスは、当時、腰にボリュームを与えるために使用されていたパニエをモダンにアレンジし、バックに建築的なボリューム感を与えている。これは、ジョナサンがこの新たなフェーズで指針としていると思われる伝統と現代性の完璧なバランスだ。
ミア・ゴス
8月30日、Netflix映画『フランケンシュタイン』(11月7日配信開始)のプレミアに出席したミア・ゴス。Photo: Dior
今年の映画祭に初登場したミアは、ディオールのカスタムメイドのブラウンシルクドレスを着用した。背中が大きく開いたブラウンドレスは、ドレープのディテールとドラマチックなリボンが特徴で、ジョナサンの歴史的な構築性へのこだわりを確かにしながら、現代的な新鮮さも備えている。
モニカ・バルバロ
8月29日、 映画『After The Hunt(原題)』のレッドカーペットに登場したモニカ・バルバロ。 Photo: Dior
モニカは独特な襟デザインと構造的なプリーツが入ったサテンドレスを選択。メゾンの最近のデザインの特徴を反映しつつ、例えばドロップウエストのような1920年代のシルエットを取り入れている。
グレタ・リー
8月30日、映画『Late Fame(原題)』のフォトコールに出席したグレタ・リー。 Photo: Dior
8月30日、映画『Late Fame』のプレミアに登場したグレタ・リー。 Photo: Dior
一方でグレタは、スーツの二つの再解釈を選んだ。一つはミニマルなオールホワイトルック(ホワイトウールジャケットとスカート)、もう一つは1947年のニュールックにより忠実な、アンクル丈のブラックシルクスカートにウエストが強調されたブラックシルクジャケットを合わせたスタイル(パンプスもディオール)だ。