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10年を振り返りつつ、ニコラ・ジェスキエールは未来へ 「ルイ・ヴィトン」の2024秋冬コレクション

ニコラ・ジェスキエールがルイ・ヴィトンのクリエイティブ・ディレクターに就任して10年。パリ・ルーブル美術館の中庭クール・カレで開かれたショーは、過去を振り返りつつ、未来に向かうジェスキエールの新たな一歩が感じられた。2024年秋冬パリファッションウィークを現地よりレポート!

招待された客は約4000人。会場中央には、進むべき道を照らす北極星を思わせる巨大なオブジェ。そして、それぞれの席には白い封筒が置かれていた。中にはジェスキエールからのメッセージ。

「これは特別な夜です。意味のある夜です。10年前、皆さんはルイ・ヴィトンの私のショーに来てくれました。その時の 「始まり」の感覚、皆さんの中にいられるという計り知れない喜びを覚えています。この喜びはまだここにあります。10年後の今晩は、新たな夜明けです」

ジェスキエールのファーストルックは、白のジャケットに白のブーツ。白ずくめのクリーンなイメージでフューチャリスティックだ。また、ルイ・ヴィトンのグローバルアンバサダーであるストレイキッズのフィリックスも未来を感じさせる服に身を包み、モデルとしてランウェーを歩き、注目を集めた。

モフモフした手袋やネコ耳の帽子などの小物は遊び心にあふれ、日常的な服に楽しみを加える。バッグもいつもながらの個性的でほしくなるものばかり。そして、ルイ・ヴィトンというブランドならではの職人の手仕事の精緻(せいち)さと美しさがドレスやジャケットで表現されていた。

過去を振り返りつつ、慣れ親しんだものも新たに生まれかわり、未来へ。ジェスキエールの新たな決意のように感じられた。

また、ジェスキエールを祝福するため、多くのセレブが来場した。

左から〉リサ(BLACKPINK)、エマ・ストーン、広瀬すず

左から〉Kōki,、Awich、ケイト・ブランシェット

text: 宮智 泉(マリ・クレールデジタル編集長)

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