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【パリ発】2023-24秋冬オートクチュール。手仕事の技と独創性が生み出すスタンダードアイテムがトレンドに。注目4ブランドに密着

シャネル

シャネルが今シーズンのコレクション会場に選んだのは、エッフェル塔を望むセーヌ川のほとりです。会場に向かう坂を降りてゆくと、パリ名物ブキニスト(セーヌ川沿いに並ぶブリキの古本屋台)風の店にシャネルのルック写真が並んでいます。青空の下、ランウェーとなる敷石にペイントされたピンクのグラデーションが鮮やかです。

シャネル
©CHANEL

モデルは停泊している船から登場、金ボタンが光るブラックツイードのフルレングスコートを着たモデルが両手をポケットに入れて、散歩するようにゆっくり歩いてきます。Iラインのロングコートの下に合わせるのはツイードのスカート、透明感のある黒ストッキングにアンクレットシューズを履いています。

 ツイードのジャケットに合わせたストレートパンツ、ウエストをシェイプした膝丈ドレスにはシフォンがトリミングされています。

どのルックもシンプルでリアルですが、クチュールらしいとびきりの手仕事の技で仕上げられています。

シャネル
©CHANEL

色とりどりの花のバスケットを手にするモデルのブラウスには繊細な刺しゅうで立体的な花が施され、オーロラのように光るラメのジャカードスーツにはキャノチエを合わせてさりげなく軽快です。

シャネル
©CHANEL

黒ニットに白いスカートは大好きなルック、バルキーなタイツを合わせてカジュアルに着たいスタイリングです。

シャネル
©CHANEL

フラワープリントに重ねた花びらのアップリケブラウスやスパンコール刺しゅうを全身に施したチュニックなど、シンプルなアイテムにクチュールの技が秘められたコレクション。今シーズン、ヴィルジニー・ヴィアールがイメージしたのは、繊細でありながら大胆なパリジェンヌの姿。対照的なもの、その「さりげなさとエレガンス」を「日常服とクチュールの技」で表現しました。フィナーレでは、モデルたちは手をつなぎ、楽しそうにそぞろ歩き。パリジェンヌの日常の一コマを切り取ったようなシーンでした。

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