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プラダ 青山店で展覧会「Role Play」を開催

3月11日(金)〜6月20日(月)、プラダ財団の支援を得て企画された展覧会「Role Play(ロール プレイ)」がプラダ 青山店で開催される。

プラダ 青山店にて、展覧会「Role Play(ロール プレイ)」が3月11日(金)から6月20日(月)まで開催される。2月19日(土)〜6月27日(月)にかけてミラノの Osservatorio Fondazione Pradaで開催される展覧会の第2弾となる。

Juno Calypso Die Now, Pay Later, 2018 Courtesy of the artist and TJ Boulting
Juno Calypso A Clone of Your Own, 2017 Courtesy of the artist and TJ Boulting

展覧会のテーマは、代替可能であり、理想化されたアイデンティティを模索、投影、創造する概念について探求すること。キュレートを担当したメリッサ・ハリスは、「分身や表向きの人格、化身は自分の望みであるかもしれない。自分の個人的、文化的な背景や他者意識に関連しているとも言える。それは、アクティビズム、あるいは、既成概念にとらわれずに、 相手の立場に立って考えるという共感を得るための手段であるかもしれないのです」とコメントしている。

本展覧会には、ジュノ・カリプソ、ベアトリーチェ・マルキ、ハルカ・サカグチ、グリセルダ・サン・マルティン、澤田知子、ボゴシ・セククニといった国際的に活躍するアーティストの作品が多数揃う。クリエイティブ・エージェンシー、Random Studioによる光のインスタレーションの中に、彼らの写真や映像、音声作品が展示される演出にも注目だ。

日本出身アーティストの作品も必見。ハルカ・サカグチ(1973 年生まれ、日本・大阪出身)は、グリセルダ・サン・マルティン(1978 年生まれ、バルセロナ・スペイン出身)とともに、『Typecast』(2019)と題した風刺的なポートレートシリーズを発表している。米国のエンターテインメントや 映画業界における多様性の欠如を訴え、メディアに蔓延する人種的偏見を深く掘り下げるため、頻繁に提供される典型的な役や憧れの役を体現している俳優たちをカメラに収めた。

澤田知子(1977 年生まれ、日本・神戸市出身) による写真シリーズ『OMIAI♡』(2001)では、衣装、かつら、化粧を施したり、体重を増やすことによって、30 人の異なるキャラクターに変身。家族が我が子の写真を交換し、その子にふさわしい相手を見つけようとする、日本の「お見合い」という習慣や初顔合わせに使用される写真を再現している。

Bogosi Sekhukhuni Consciousness Engine 2: absentblackfatherbot, 2014 Bogosi bot Avatar still Courtesy of the artist

会期は約3ヶ月間、6月20日(月)まで開催される。ぜひこの機会にプラダ青山店へ足を運んでみては。




Role Play(ロール プレイ)


会期: 2022年3月11日(金)〜6月20日(月)


場所: プラダ 青山店 5F


住所: 東京都港区南青山5-2-6


時間: 11:00 – 20:00


入場料: 無料


(新型コロナウイルス感染症の感染予防・拡大防止のため、状況に応じて入場制限を行う可能性がございます。)




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