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いま話題の人が演じた高純度ラブストーリー3選③イ・ジョンジェ

2021年、エンターテイメントの世界で活躍した俳優に注目し、これまでの出演作からとくに純度の高い恋愛ドラマを紹介しています。3人目は社会現象にもなった「イカ・ゲーム」のあの人!

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大ヒット作『イカゲーム』主演俳優の胸キュン作は『イルマーレ』

2021年9月に全世界で公開されるやいなや世界を席巻し、Netflix史上最大のヒットとなった韓国ドラマ『イカゲーム』。この作品の主演をつとめ、今年の賞レースの有力候補と取り沙汰されているのが、イ・ジョンジェ(Lee Jung Jae)だ。

今年49歳になる彼は20歳の頃にキャリアをスタートさせ、1999年には映画『太陽はない』で韓国最高の権威を誇る青龍映画賞の主演男優賞を史上最年少で受賞。以降、裏社会の抗争劇『新しき世界』(2013年)や、日本統治下の韓国を舞台にスナイパーが暗躍する『暗殺』(15年)といった映画、または政界トップを目指す補佐官の野望を描いたテレビドラマ『補佐官』(19年)など、数々の作品で活躍するベテラン俳優である。

『イカゲーム』では自堕落な生活を送る失業者になりきり、くたびれきったおじさんにしか見えなかったが、本来は180センチの長身と鍛えられたシャープなスタイルで魅了するダンディな紳士である。記者会見やパーティーなどで見せるハイブランドのスーツを着こなした姿は、渋さと甘さとクールさが絶妙なバランスで備わっていて、まさにスター。今年、GUCCIグローバルブランドアンバサダーに起用されたことでも、彼の真の姿は『イカゲーム』のソン・ギフンとはまるで別人であることはおわかりいただけるだろう。

2021年11月11日、グッチのグローバルブランドアンバサダーに任命されたイ・ジョンジェ ©GUCCI
©GUCCI

そんなイ・ジョンジェが2000年に主演したのが純愛映画『イルマーレ』である。ヒットを記録するとともに、ファンタジックでロマンティックな発想が評価され、2006年にはハリウッドにてキアヌ・リーブスとサンドラ・ブロック主演でリメイクされた。

はじまりは1999年12月。「IL MARE(“海”を意味するイタリア語)」と名付けられた海辺の家から引っ越す日、キム・ウンジュ(チョン・ジヒョン)は郵便受けに一通の封書を入れて立ち去る。彼女は大切な人からの便りを待っていて、次にこの家に越してくる人へ、「自分宛ての郵便物が届いたら転送してほしい」という頼みごとを手紙にしたためたのだ。

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ところが、その手紙を受け取ったのは、なぜか2年遡った1997年、「IL MARE」に越してきたハン・ソンヒョン(イ・ジョンジェ)だった。この家はソンヒョンの叔母が1ヶ月前に建てたばかりで、彼が最初の住人である。何かの間違いだと書いた返信を郵便受けに入れ、それを受け取った“2年後”のウンジュも、からかわれていると憤る。しかし、ちぐはぐな手紙のやり取りを続けるうちに、それぞれが生きる時間軸がずれて、郵便受けを接点に交差していることに気づくのだった——。

大学の建築学科の学生だが、今は休学して建設現場で働くソンヒョンは、風貌もちょっぴりガテン系。そんな彼が、文通を重ねるうち、みるみる恋愛にうぶなキュート男子に変貌する。ウンジュに会いたくなった彼が、もらった手紙の内容から推理して、“2年前”の彼女が訪れる場所で待ち伏せるシーンは、ほほえましくも切ない。

ウンジュを演じるチョン・ジヒョンは、本作の翌年に公開された主演映画『猟奇的な彼女』の大ヒットで日本にもファンが多い。イ・ジョンジェとは『暗殺』や『10人の泥棒たち』(12年)などでも共演している。

過剰な説明を排した作品なこともあり、ラストの解釈には諸説ある。あなたは二人の恋の行方がどうなったと受け止める?

「イルマーレ」Amazonプライムビデオ、FOD、HULUほかにて配信中 素材提供:アクロス 
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香月友里

かづき ゆり。フリーライター。出版社の編集者を経てライターに。同居する5匹の犬猫たちにお仕えしながら、映画とドラマと演劇とJ-POPにどっぷり浸る日々を送る

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