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『ブリジット・ジョーンズの日記』最新作がついに公開! 主演レネー・ゼルウィガーが語る、今の時代こそブリジットが必要な理由

Dave Benett / Getty Images

世界的大ヒットシリーズ『ブリジット・ジョーンズの日記』の9年ぶりの続編、第4弾にして、ついに完結となる『ブリジット・ジョーンズの日記 サイテー最高な私の今』がいよいよ2025年4月11日、日本でも公開に。オーストラリア版『マリ・クレール』3月号の表紙を飾った主演レネー・ゼルウィガーのロングインタビューを、マリ・クレール インターナショナルのオーストラリア版デジタル記事よりお届け。

新しい『ブリジット・ジョーンズの日記』の映画制作が開始されるたびに、小さな問題が生じてきた。誰が本当のブリジットなのか、誰も知らないようだ。それは、20年以上にわたって4本の映画で愛すべきブリジット役を演じたオスカー受賞俳優のレネー・ゼルウィガーなのか、それとも、1990年代半ばに新聞コラム用にこのキャラクターを生み出した受賞歴のある作家ヘレン・フィールディングなのか? 「私にとってブリジットとレネーは同一人物です」とその作家は本誌に語っている。「でも、レネーと私が会うと、お互いがお互いをブリジットだと思っているので、とても面白く、混乱します。でも、私たちのどちらもブリジットではありません」

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誰もがブリジットであり、誰もがブリジットではない。それがブリジットの天才的なところだ。1995年にロンドンの新聞『The Independent』のコラムに架空の語り手として初登場した、ヘビースモーカーでチャーミング、そして絶望的なまでにロマンチストな32歳の出版アシスタントは、当時の女性たちが抱えていた神経質さや不安、恥ずかしさのすべてをそのまま持ち合わせていた。彼女は、酒量を減らしたい、喫煙を減らしたい、体重を減らしたい、男性を見つけたい、仕事で成功したい(そのうちのどれかひとつでもかなえば幸せになれたのか?それは誰にもわからない)と望んでいた。しかし友人たち(彼女の人生における真の愛)が訪ねてくると、つい酔っ払ってゴシップに花を咲かせる夜の雰囲気に身を任せてしまい、翌日は二日酔いのボサボサな姿で出社してしまうのだった。それでも、彼女の欠点のすべてが愛らしく、1980年代の“パワースーツ・フェミニズム”を経て「実はあまりパワフルだと感じていない」女性たちの世代にとっては、非常に共感できる存在だった。ときには、ペンシルスカートを履くには太り過ぎていると感じることもあったが、ブリジットは、それを認めることは女性としての価値を下げることにはならないと示してくれた。

キャリアよりも男性について考えることに時間を費やし、慢性的な劣等生だったブリジットが時代のヒーローになるなど、その10年前には考えられないことだった。フィールディングは、その新聞コラムが続くのは6週間だろうと思っていた。彼女は当時、2000年までに英国の女性の4分の1が独身になるだろうと予測されていたという事実を考慮していなかった。フィールディングの作品は知らず知らずのうちに、彼女たちのグラスにシャルドネ(ワイン)を注ぎ、新しいミレニアムに意気揚々と進んでいくハイヒールをしっかりと支えながら、彼女たちと手を取り合っていたのだ。1996年に書籍化されると、ベストセラーリストのトップに躍り出て、大衆官能小説の女王ジリー・クーパーを下位に押しやり、販売部数と絶賛の声という形で熱狂的な喝采を浴びた。

映画化は必至であり、それが実現したとき、フィールディングが脚本の書き方の本を買って帰ったというのは、非常にブリジットがやりそうなことだ。ヒュー・グラントとコリン・ファースが、ブリジットの2人の恋の相手、彼女の上司ダニエル・クリーバーと家族ぐるみの友人マーク・ダーシーにそれぞれキャスティングされた。しかし、キャスティングが不可能であることがわかった役柄が一つあった。「私が想像できなかったキャラクターこそがブリジットでした。なぜなら、私はいつもブリジットを見ているというより、彼女の目を通してすべての物事を見て、書いていたからです」とフィールディングは言う。

そこで、レネー・ゼルウィガーが登場した。彼女はロマンティックコメディ映画『ザ・エージェント』(1996年)、家族ドラマ映画『母の眠り』(1998年)、犯罪コメディ『ベティ・サイズモア』(2000年)、ゴールデン・グローブ賞受賞作品であるドタバタコメディ『ふたりの男とひとりの女』(2000年)などに出演し、ハリウッドで着実にキャリアを築いていた。

しかし、ドラマチックな優しさ、体を張ったコメディ、ロマンス、そして陽気なカオスといった要素がすべて必要とされる映画で、レネーがブリジット・ジョーンズ役を演じることになったとき、原作のファンたちは疑いの目を向けた。彼女は痩せすぎで、おまけにテキサス人(テキサス州民の自称)なので、ドジな英国人女性を演じるにはふさわしくないと言われていたのだ。

しかし、フィールディングにとっては、彼女はまさに適役だった。「彼女には、ブリジットと同じように、温かさとユーモア、そして混沌(こんとん)とした状況を明晰(めいせき)に見る資質があります」と言う。「私がブリジットを通して世界を見ているように、レネーはそのすべてを見たり、反応したりする人物を体現しています。彼女は私と同じくらいキャラクターを理解しているのです。アクセントを習得するのに時間はかかりましたが、ヒュー(・グラント)はそれをからかって面白がっていました。しかし、彼女は完璧にやり遂げました」。その演技はゴールデングローブ賞にノミネートされ、初めてアカデミー賞とBAFTA(英国アカデミー賞)にもノミネートされた。

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