×

ノルウェー王室に今、何が起こっているのか

Rune Hellestad / Getty Images

ノルウェーのロイヤルファミリーが巻き起こしているドラマは、Netflixの人気シリーズ『ザ・クラウン』以上かもしれない。スキャンダル続きで支持率が急落しているとも伝えられるノルウェー王室について、今、知っておくべきこととは? マリ・クレール インターナショナルのオーストラリア版デジタル記事よりお届け。

逮捕、超能力を持つプリンセスなど、ノルウェー王室の“ドラマ”はリアリティ番組の素質がある

『ザ・クラウン』のファンなら誰でも、王族の行くところには必ずドラマがつきまとうことを知っているだろう。そのルールは英国王室だけに限ったことではないことが判明している。

実際、ノルウェー王室のファミリードラマは、英国王室のスキャンダルや噂、不和を子どもの遊びのように見せている。

ノルウェー王室の1人が引き起こした強盗事件から、アメリカの自称霊媒師(シャーマン)と結婚した「千里眼」のプリンセスまで、ノルウェー王室一家は彼ら自身のテレビ番組を持つに値する。

さあ、安全のためにシートベルトを着用して、知っておくべきことをすべて解き明かそう。

ノルウェー王室一家とは?

この投稿をInstagramで見る

Det Norske Kongehuset(@detnorskekongehus)がシェアした投稿

公式ウェブサイトによると、ノルウェー王室はグリュックスブルク家に属し、ハーラル国王とソニヤ王妃、その長男であるホーコン皇太子、その妻であるメッテ=マリット皇太子妃、彼らの娘イングリッド・アレクサンドラ王女と息子スヴェレ・マグナス王子がそのメンバーに含まれている。

国王夫妻には、第1子で長女のマッタ・ルイーセ王女もいるが、王位継承順位はホーコン皇太子が第1位。次いでホーコン皇太子の娘イングリッド王女、息子スヴェレ王子、そして姉のマッタ王女が第4位となっている。

「千里眼」プリンセス、マッタ・ルイーセ王女とその夫デュレク・ベレット

この投稿をInstagramで見る

Det Norske Kongehuset(@detnorskekongehus)がシェアした投稿

ハーラル国王とソニヤ王妃の長女であるにもかかわらず、マッタ・ルイーセ王女(1971年生まれ)がノルウェー王位を継承することは見込まれていない。当時ノルウェー王室では男系長子相続の原則に従っており、男性の継承者が特権を持っていたため、王位継承順位が飛び級となった。つまりマッタ・ルイーセ王女の弟であるホーコン皇太子(1973年生まれ)が最終的に国王となることを意味する。(その後、1990年に憲法が改正され、性別にかかわらず、第1子から順番に王位継承権が与えられる長子継承制に変わった)

53歳の彼女は2020年に王室の職務から離れ、事業に専念することになったが、(作家アリ・ベンと結婚した)2002年に、透視能力者および代替療法士として働くことを選択し、すでに「Her Royal Highness(妃殿下)」の称号を失っていた(2016年に離婚)。この選択はノルウェーのマスコミに良くは受け止められず、彼女が代替療法を教え、天界の存在とコンタクトする能力を磨くことを目的とした「エンジェル・スクール」を開校すると決めたときは特にそうだった。

この投稿をInstagramで見る

Märtha Louise(@iam_marthalouise)がシェアした投稿

マッタ・ルイーセ王女の夫選びもまた眉をひそめさせ、自称シャーマンのデュレク・ベレットとの再婚はマスコミから叱責された。

前世はファラオであり、イルミナティの存在を信じ、小児がんは不幸が原因であるという彼の大胆な主張が、マスコミやノルウェー国民を不快にさせるには十分でなかったとしても、この2人の結婚式は十分に不快だったようだ。

2024年8月、ノルウェーのガイランゲル村(ノルウェー西部にあるフィヨルド最深部)で3日間にわたって行われた豪華な結婚式では、報道陣やカメラマンを鼻であしらい、ふたりはその代わり、英誌『HELLO!』の独占記事として写真を販売することを選んだ。(放映独占権はNetflixに非公開の金額で売却したと英メディア『Daily Mail』が報じている)

メッテ=マリット皇太子妃の波瀾万丈な過去

メッテ=マリット皇太子妃は、王位継承者ホーコン皇太子の妻である。愛される皇太子妃になる前、彼女は有罪判決を受けた重罪犯のモーテン・ボルグとの間に息子マリウスをもうけていた。

モーテンについてはほとんど知られていないが、メッテ=マリット皇太子妃は、共通の友人を通じてホーコン皇太子と出会い、2人が恋に落ちるまで、シングルマザーとして息子を育てることに専念していた。

2人の恋愛関係が公になったとたん、皇太子妃の過去はノルウェー国民に受け入れられなくなった。2000年、婚約が報じられた後、記者会見が開かれ、彼女は以前の生活について謝罪した。それ以来、2人は国民から慕われるようになった。しかし、彼女の最初の息子についてはまた別の話だ。

マリウス・ボルグ・ホイビーの衝撃の容疑

今年8月、メッテ=マリット皇太子妃が前パートナーとの間にもうけた長男マリウス・ボルグ・ホイビーが暴行疑惑に直面しているというニュースは一家を揺るがした。

英紙『Independent』によると、27歳のマリウスは、交際中だったとみられる女性から暴行を受けたと主張され、逮捕された。

警察は声明の中でこう述べている。「ホイビー容疑者は身体的虐待を受けた女性と関係があります。警察は、女性が重傷を負ったという情報は持っていませんが、被害者の怪我の程度を明らかにすることが捜査の一部となるでしょう」

9月、彼は接近禁止命令に違反したとして再び逮捕された。

10月末、マリウスは彼の母親メッテ=マリット皇太子妃と義父ホーコン皇太子の公邸への立ち入りを禁止されたと報じられている。このニュースは皇太子夫妻の私有地スカウグム(オスロ南西部アスケー市)でワイルドなパーティーを催したと報じられた後のことで、彼はスカウグムの「森の端」に家を構えていると言われている。地元タブロイド紙『Se og Hør』によると、パーティーがエスカレートした後、暴走族に襲撃され、伝えられるところによると母屋から貴重な銀食器が盗まれたという。(その後、11月18日現地時間に、ノルウェー警察がマリウス・ボルグ・ホイビーを性的暴行容疑で逮捕したと報じられた)

※(  )内編集部注

スペイン・レティシア王妃やモナコ・シャルレーヌ公妃も 「パリ2024オリンピック」各国ロイヤルファミリーの観戦スナップ
ロイヤル新時代到来! ヨーロッパの“次世代クイーン&キング”に注目

関連情報

リンクを
コピーしました