芸術の秋にぴったり! 必見の展覧会5選
吉田泰一郎《 サンダース》《イーブイ》2022年 個人蔵 ©吉田泰一郎 撮影:斎城卓
秋が深まるにつれ、各地では注目の展覧会が続々と開催されている。現代アートの巨匠からポップカルチャーとのコラボなど、様々なジャンルで魅力的な展示が目白押し。今秋行くべき注目の展覧会5つを厳選して紹介する。
吉田泰一郎《 サンダース》《イーブイ》2022年 個人蔵 ©吉田泰一郎 撮影:斎城卓
秋が深まるにつれ、各地では注目の展覧会が続々と開催されている。現代アートの巨匠からポップカルチャーとのコラボなど、様々なジャンルで魅力的な展示が目白押し。今秋行くべき注目の展覧会5つを厳選して紹介する。
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ポケモンと日本の工芸が出合い、想像を超えた「化学反応」を生み出す本展。人間国宝を含む20人のアーティストが、ポケモンの姿やしぐさ、進化や旅のテーマをモチーフに、器や着物、帯留めなどの作品を制作した。
展示は約80点で、吉田泰一郎による全長約2mの《ミュウツー》や植葉香澄による美しい文様をまとった《蔦唐草文ジュペッタ》、桑田卓郎のピカチュウをモチーフにしたカップとボウル、新たにタイル576枚を加えた大型作品なども初公開される。さらに、出展作家の作品の抽選販売や新商品を加えたグッズ販売、東京会場公式ビジュアルポスターの抽選配布も開催。会場ではコラボカフェもオープンし、ープンし、ポケモンと工芸が織りなす新しい美とわざの世界を存分に堪能できる。

ポケモン×工芸展—美とわざの大発見—
会期:前期 2024年11月1日(金)~2024年12月25日(水)/後期 2024年12月26日(木)~2025年2月2日(日)※展示替えあり
会場:麻布台ヒルズ ギャラリー
住所:東京都港区虎ノ門5-8-1 麻布台ヒルズ ガーデンプラザA MBF
開館時間:月・火・水・木・日曜日10:00~19:00(最終入館 18:30)、金・土曜日および祝前日 10:00~20:00(最終入館 19:30)
休館日:2024年12月31日(火)
入場料:一般1,800(1,600円)/専門・大学生1,600(1,400円)/中学・高校生1,300(1,100円)/4歳-小学生600円(400円)
※( )内は前売料金(前期分販売期間:2024年11月1日(金)0:00 – 12月25日(水)18:30/後期分販売期間:2024年12月2日(月)10:00 – 2025年2月1日(土)23:59
公式サイト:https://www.azabudai-hills.com/azabudaihillsgallery/sp/kogei-pokemon-ex/

現代アートの巨匠であり、蜘蛛(くも)の彫刻「スパイダー」で知られるルイーズ・ブルジョワの大規模回顧展が森美術館で開催中。ルイーズ・ブルジョワ(1911-2010)は20世紀を代表するアーティストの一人であり、70年にわたり彫刻やインスタレーションを通じて人間の深層心理や対極する概念の緊張関係を探求した。彼女の作品は、幼少期のトラウマに根ざした記憶や感情を基に、希望と恐怖、不安と安らぎなどの相反する感情を表現し、フェミニズムの文脈でも評価されている。
本展では、彼女の100点を超える作品群を、3章構成で紹介し、その活動の全貌に迫る。副題「地獄から帰ってきたところ 言っとくけど、素晴らしかったわ」はハンカチに刺繍(ししゅう)で言葉をつづった晩年の作品からの引用。ブルジョワの逆境を生き抜く強い意志とブラックユーモアを象徴するものである。訪れる者を彼女の内面へと引き込んでいく、心に残る、深い感動を与える展覧会だ。

ルイーズ・ブルジョワ展:地獄から帰ってきたところ 言っとくけど、素晴らしかったわ
会期:2024年9月25日(水)~ 2025年1月19日(日)
会場:森美術館(六本木ヒルズ森タワー53階)
住所:東京都港区六本木6-10−1 六本木ヒルズ森タワー 53階
開館時間:10:00~22:00、火曜日のみ17:00まで
※ただし、12月24日(火)・12月31日(火)は22:00まで(入館は閉館時間の30分前まで)
休館日: なし
入場料:一般 ①平日当日窓口2,000円、②平日オンライン1,800円、③土・日・休日当日窓口2,200円、④土・日・休日オンライン2,000円/65歳以上①1,700円、②1,500円、③1,900円、④1,700円/高校・大学生①1,400円、②1,300円、③1,500円、④1,400円/中学生以下無料
公式サイト:https://www.mori.art.museum

19世紀末から1914年頃のパリは「ベル・エポック」と称され、芸術と文化が花開いた時代であった。本展では、ベル・エポックから1930年代に至る時代の美術、工芸、舞台、音楽、文学、ファッション、科学など、多様なジャンルにおける文化の盛り上がりを重層的に紹介している。
会場には、トゥールーズ=ロートレックやジュール・シェレによる華やかなポスター、ブルジョワ階級の衣服や装飾品、ガレやラリックの工芸作品などが展示され、当時のパリの活気が感じられる。また、デイヴィッド・E.ワイズマン氏とジャクリーヌ・E.マイケル氏の絵画コレクションも初公開され、モンマルトルの情景が色濃く表現された絵画群が見られる。さらに、物理学者マリー・キュリーや画家のモデルを務め、自身も女流画家として活躍したシュザンヌ・ヴァラドン、伝統的な舞台女優のサラ・ベルナールなど、時代を切りひらいた女性たちの活躍や女性ファッションも注目だ。

ベル・エポック―美しき時代 パリに集った芸術家たち ワイズマン & マイケル & コレクションを中心に
会期:2024年10月5日(土)〜12月15日(日)
会場:パナソニック汐留美術館(パナソニック東京汐留ビル4階)
住所:東京都港区東新橋1-5-1 パナソニック東京汐留ビル4階
開館時間:10:00~18:00
※11月22日(金)、29日(金)、12月6日(金)、13日(金)、14日(土)は20:00まで(入館は閉館時間の30分前まで)
休館日:水曜日(ただし12月11日は開館)
入場料:一般1,200円/65歳以上1,100円/高校・大学生700円/中学生以下無料
※障がい者手帳をご提示の方、および付添者1名まで無料
公式サイト:https://panasonic.co.jp/ew/museum/exhibition/24/241005/

イギリスの生活文化に大きな変化をもたらし、デザインブームの火付け役にもなったサー・テレンス・コンランの人物像に迫る日本で初めての展覧会が開催中。コンランは「Plain, Simple, Useful(無駄なくシンプルで機能的)」なデザインを信念とし、生活空間から都市、社会全体に至るまでのデザインによる変革に尽力した。1960年代には生活用品をそろえたショップ「ハビタ」を成功させ、さらに1970年代にセレクトショップの先駆けとなる「ザ・コンランショップ」を展開し、日本を含む世界のデザイン市場に多大な影響を与えた。
レストラン事業にも進出し、イギリスに「モダン・ブリティッシュ」料理の新風を吹き込み、また都市再開発にも関わり、チェルシーやシャッド・テムズなどを再生させた。1989年には世界初のデザイン・ミュージアムを設立し、デザインの重要性を発信する拠点とした。本展では、彼のデザイン哲学や幅広い活動を物語るプロダクトや資料300点以上を展示し、コンランの影響力を探る構成となっている。インテリアやデザイン好きには見逃せない展示だ。

テレンス・コンラン モダン・ブリテンをデザインする
会期:2024年10月12日(土)〜2025年1月5日(日)
会場:東京ステーションギャラリー
住所:東京都千代田区丸の内1-9-1
開館時間: 10:00~18:00(金曜日~20:00)(入館は閉館時間の30分前まで)
休館日:月曜日(ただし12月23日は開館)、12月29日(日)~2025年1月1日(水)
入場料:一般1,500円/高校・大学生1,300円/中学生以下無料
*障がい者手帳等持参の方は200円引き(介添者1名は無料)
公式サイト:https://www.ejrcf.or.jp/gallery/exhibition/202410_conran.html

王の墓である古墳に立て並べられた素焼きの造形「埴輪(はにわ)」。始まりは、今から1750年ほど前にさかのぼる。時代や地域ごとに個性豊かな埴輪が作られ、王をとりまく人々や当時の生活の様子を今に伝えており、なかでも、最高傑作といえるのが国宝「埴輪 挂甲(けいこう)の武人」。今回、国宝指定50周年を記念し、全国各地から約120件のえりすぐりの至宝が集結した。素朴でユルい人物や愛らしい動物から、精巧な武具や家に至るまで、埴輪の魅力が満載の展覧会となっている。
展示は5章構成で、初期の素朴な造形から、ヤマト王権の象徴となる大王の墓に用いられた大型埴輪、地域色豊かなものまで時代ごとに埴輪の変遷を追う。特に、「挂甲の武人」を中心に、アメリカから初来日の埴輪を含む5体を揃えて展示する初の試みが注目だ。また、埴輪劇場とも呼ばれる群像を通して、古代日本人の信仰や物語を伝えるダイナミックな展示も楽しめる。埴輪の意義と美を再発見することができる本展で、古代日本の芸術に浸ってみては。

挂甲の武人 国宝指定50周年記念 特別展「はにわ」
《東京会場》
会期:2024年10月16日(水)〜12月8日(日)
会場:東京国立博物館 平成館
住所:東京都台東区上野公園13−9内 東京国立博物館
開館時間:9:30〜17:00、金・土曜日は20:00まで(入館は閉館時間の30分前まで)
休館日:月曜日
入場料:一般2,100円/大学生1,300円/高校生900円
《福岡会場》
会期:2025年1月21日(火)〜5月11日(日)
会場:九州国立博物館 3階 特別展示室
住所:福岡県太宰府市石坂4-7−2
開館時間:9:30〜17:00、毎週金・土曜日は20:00まで(入館は閉館時間の30分前まで)
休館日:月曜日、ただし2月24日・4月28日・5月5日は開館、2月25日(火)・5月7日(水)は休館
入場料:一般2,000円(1,800円)/高校・大学生1,200円(1,000円)/小・中学生800円(600円)※( )内は前売料金
公式サイト:https://haniwa820.exhibit.jp/
※画像写真の無断転載を禁じます。
text: Tomoko Komiyama
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