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都内53の美術館&ギャラリーが参加する現代アートの祭典

芸術を鑑賞し、購入し、味わう……さまざまなアプローチで東京の現代アートの“いま”を体感できる大規模な祭典「アートウィーク東京」が今年も開催される。

2021年に誕生したアートの祭典「アートウィーク東京(AWT)」が今年も11月7日(木)から10日(日)まで、4日間にわたり、開催される。この催しは東京の現代アートの創造性と多様性を国内外に向かって発信する、年に一度の大規模な祭典。東京を代表する53にも及ぶ美術館やギャラリーが参加する。日本のアート業界を牽引するプロフェッショナルたちも集結し、世界最高峰のアートフェアである「アートバーゼル」ともタッグを組んだ豪華な布陣も魅力だ。

アートウィーク東京
全6ルートを走る無料シャトルバス「AWT BUS」が午前10時から午後6時まで約15分おきに巡回。六本木、銀座、池袋などのエリアを繋ぐ

「AWT」には、いわゆるメイン会場はない。期間中に、個性豊かな展覧会を開いている都内の美術館やギャラリー、さらには「AWT」が独自に開催するプログラムを無料のシャトルバス「AWT BUS」でつなぎ、自由に巡ることが可能となっている。

アートウィーク東京
美術館だけでなく、点在するギャラリーも「AWT BUS」で巡回できるのがうれしい。写真は原宿のギャラリー「ブラム」で行われた上田勇児の展示風景(2023年)
Photo by SAIKI. ©Yuji Ueda, Courtesy of the artist and BLUM Los Angeles, Tokyo, New York.

今年は、美術史にその名を残す偉大なアーティストたちの個展の開催も予定され、中でも森美術館で開かれる日本では27年ぶりとなる、20~21世紀で最も重要な芸術家の一人、ルイーズ・ブルジョワの最大規模の個展が話題だ。さらに銀座メゾンエルメス フォーラムでは、繊細なインスタレーションで知られるアーティスト、内藤礼の個性豊かな空間とインスタレーションが披露される。

アートウィーク東京 AWT FOCUS 片岡真実
「AWT FOCUS」の監修を務めるのは、森美術館館長で国立アートリサーチセンター長も兼任する片岡真実。「大地と風と火と:アジアから想像する未来」と題し、作品を厳選。57組のアーティストの作品を4つのセクションに分けて紹介する
photo by Akinori Ito
アートウィーク東京 AWT FOCUS トーマス・ルフ
展示されるドイツ人アーティスト、トーマス・ルフの作品
トーマス・ルフ《d.o.pe.07 III》2022年
©Thomas Ruff, courtesy Gallery Koyanagi.

「AWT」では、美術館での作品鑑賞とギャラリーでの作品購入を掛け合わせた「AWT FOCUS」という特別な体験も楽しめる。今年も虎ノ門の大倉集古館に日本、インドネシア、韓国、メキシコなど、世界各国から57組のアーティストの作品が展示される。そして、海外を拠点に活躍するキュレーターが「AWT」に参加するギャラリー所属のアーティストの映像作品を厳選し、上映するビデオプログラム「AWT VIDEO」も開催。特設会場では無料で作品が鑑賞できる。

アートウィーク東京 AWT VIDEO ソフラブ・モヘビ
出入りが自由なパブリックスペースに設けた特設会場で誰でも無料で映像作品が鑑賞できるプログラム「AWTVIDEO」。今年はニューヨークのスカルプチャーセンターのディレクターを務めるソフラブ・モヘビが映像を監修。「飛行機雲か山脈か」と題し、13組のアーティストによる14作品を上映
Courtesy Art Week Tokyo.
アートウィーク東京 AWT VIDEO 蜷川実花 with EiM《胡蝶》
日本からは、蜷川実花らが出展
蜷川実花 with EiM《胡蝶》2024年
©Mika Ninagawa, courtesy Tomio Koyama Gallery.

加えて、南青山には4日間限定の「AWT BAR」も登場。「ランドスケープがつくるBAR」をテーマに特別なフードや著名アーティストとのコラボレーションカクテルが提供される。さまざまな角度から東京のアートの最前線を体感できるこのイベントにぜひ参加してみて。

アートウィーク東京 AWT BAR
会期中は南青山に「AWT BAR」がオープン。今年はランドスケープアーキテクトの戸村英子が設計を担当する。AWT参加施設で展覧会を開催する3名のアーティスト、荒川ナッシュ医、小泉明郎、束芋が手掛けた芸術的なカクテルなども楽しめる

シャネル・ネクサス・ホールで「Everyday Enchantment 日常の再魔術化」を開催
「地獄」のような苦しみをアートに昇華した、ルイーズ・ブルジョワの全貌に迫る個展へ

Art Week Tokyo アートウィーク東京
会期:11月7日(木)~11月10日(日)10:00~18:00
会場:都内の参加美術館・ギャラリー、大倉集古館(AWT FOCUS)、AWT BAR ほか各プログラム会場
料金:AWT BUSの乗車無料。参加ギャラリーの入場無料。参加美術館ではAWT会期中に限り所定の展覧会にてAWT特別割引適用。AWT FOCUSの入場 一般¥1,800、学生・子ども無料
公式サイト:www.artweektokyo.com/

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