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白髪も染まるヘナカラーとは? その効果やメリット・デメリットを解説

天然のカラーリング剤として、近年話題の「ヘナカラー」。白髪も染まるというが本当なのだろうか? 髪や頭皮にもたらすメリットやデメリットを解説。

そもそもヘナカラーとは?

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ヘナとはインドや中近東にかけて自生している植物で、インドのアーユルヴェーダでは薬草として使われていた歴史もあり、古くから染料としても使用されているもの。このヘナの葉を粉状にしたものを水に溶き、染料としたものが「ヘナカラー」だ。

なぜ植物のヘナで髪を染めることができるのか?

ヘナの葉にはローソニアという赤色酵素色素が含まれていて、髪や皮膚のたんぱく質に反応してオレンジ色に着色する性質を持っている。「ヘナカラー」ではその性質を利用して髪を染色する。たんぱく質に反応するので黒髪はもちろん、白髪も染めることができる。

ヘナカラーのメリット

天然100%由来成分なので髪や地肌にも優しい。また、ヘナはたんぱく質と結合すると薄い皮膜を作り髪内部の保水力を高め、トリートメント効果も高まる。それゆえ、髪や頭皮を労りながらカラーリングが可能に。髪にハリやコシを与えてくれる働きもあり、ヘアケアや頭皮環境を整えることを目的としてヘナカラーを楽しむこともできるのだ。一般的な白髪染めによるダメージが気になる人や肌がデリケートな人、髪のボリュームに悩んでいる人などにもおすすめ。

ヘナカラーのデメリット

当然、デメリットもある。

ヘナは染める力が強くないため時間がかかるというデメリットも。また、何回かカラーリングを重ねなければ思うような発色にならないということも知っておこう。前述したように、あくまでたんぱく質に反応してオレンジ色になるのでなりたい色を選ぶことができず、白髪は綺麗に色づくが、黒い地髪をかなり明るくしたいという人には不向きだ。

天然成分だからといってすべての人に安心なわけでもない。植物アレルギーのある人には反応が出てしまうこともあるため、初めて使用する際はパッチテストを行おう。

ヘナは使い続けることで髪のツヤやハリ、コシが生まれ、紫外線からのダメージもカバーできるといわれている。ヘナカラーの特性をよく理解し、健やかな美髪を目指したい。

edit: Mie Arisumi

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