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京都 夏の和菓子 目に涼しくのどごし軽やかなオススメ5品【町家宿おかみの、たびする京都くらす京都。】

名前からも涼しさを感じて

【葛「波の華」】
寒天とならび、夏の和菓子に好んで使われる素材の代表が葛です。葛は、寒天に引けを取らない透明感と清涼感、餅にもまけない弾力が魅力です。

冷蔵庫でしっかり冷やしていただきたい……ところですが、葛は冷やし過ぎると白く濁り硬くなってしまいますので、ご注意ください。

聚洸の「波の華」

【吉野羹と淡雪羹「打ち水」】
寒天と葛、夏の和菓子の代表的素材ふたつを掛け合わせてつくられるのが吉野羹です。繊細なぼかしの表現と、舌で踊るような食感が魅力です。

淡雪羹とは、わかりやすくいえば卵白でつくったメレンゲを寒天で固めたもの。白くフワフワした見た目や食感がまさしく淡雪を連想させ、当意即妙なネーミングです。

淡雪羹の上に吉野羹が流し込まれたこちらは、「打ち水」というお銘がついています。夏の日差しに照り付けられた石畳に柄杓で水をかけ、気化熱でふっと風がおこる。見た目だけでなく名前からも涼しさを演出してくれるなんて、和菓子とは本当におもてなしの心が詰まった文化ですね。

聚洸の「打ち水」

こうも暑いと食欲も出ませんが、見て楽しい食べておいしい和菓子とともに、お抹茶など一服いかがでしょうか?

取材協力:「紫野源水」「聚洸」 ※和菓子は3日前にご予約ください

撮影・構成:下岡広志郎



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【紫野源水】
住所:京都府京都市北区北大路新町下る
電話:075-451-8857
営業時間:10時~18時
定休日:日曜・祝祭日
【聚洸】
住所:京都府京都市上京区大宮寺之内上ル3丁目筋違橋町
電話:075-431-2800
営業時間:10時~17時
定休日:水曜・日曜・祝日

Profile

下岡莉香

しもおかりか 大阪府出身。奈良女子大学卒業後、繊維商社で生地輸出を担当。より活躍できる場を求めて退社後、夫婦で1年5ヵ月44ヵ国世界一周の旅へ。日本文化の奥深さに目覚め、町家一棟貸しの宿kariganeを開業。一児の母。
karigane公式HP:https://rokushou.net/karigane/
Instagram:https://www.instagram.com/karigane.kyoto/?hl=ja

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