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【パリ発】パリジェンヌがいまもっとも訪れたい大草原の中にあるデザインホテル

遠出が難しいいま、近場でショートトリップを楽しむ人が増えている。フランスでも、パリ郊外にたたずむホテルが人気を博しているとか。パリっ子たちの心をつかんでいる理由を、パリ在住の本誌特派員がレポートします

都会の近郊でゆっくり滞在、自然を満喫

パリから車でわずか45分、大草原の中にある「LE BARN(ル・バーン)」は、今パリジャン・パリジェンヌが週末に最も訪れたいデザインホテルのひとつだ。

隣接する敷地にはHaras de La Cense(ハラス・デ・ラ・センス)という馬の行動学に基づく馬術で世界的に知られる乗馬センターがあり、ホテルは馬の納屋の構造をそのまま生かした建築。まるで自然の中に並ぶバンガロー風のモーテルのようだ。どの部屋からも草原や池、その先に広がる森までが見渡せ、滞在中は終始自然に癒され、魂が浄化されていくのを感じることができる。

部屋でゆっくりするのもいいが、乗馬を始め、釣りやヨガ、ピラティスから絵画教室などさまざまなレジャーが楽しめ、無料のレンタル自転車でサイクリングに出かけると、100頭を超える美しい馬や菜園を見学することもできる。そう、ここのホテルでは敷地内の菜園で実際に採れた500種類以上のオーガニック野菜を使ったフレンチ料理が堪能できるのだ。

さらにスパ施設では本格的なアユールヴェーダーのマッサージが受けられ、滞在者は無料でハマムやサウナ、そして何と言っても大草原を眺めながら露天風呂に浸かるという特権が与えられている!

滞在客の多くは子ども連れや犬連れの常連客で、ラウンジやバーでゆったりと仕事をしたりおしゃべりやゲームをしたりして寛いでいる。夕方からは外にキャンプファイヤーが灯され、夏はバーベキュー、冬はアペリティフを飲みながら炎を眺め、ディナーから夜の宴までそれぞれの過ごし方が楽しめる。

数多くのデザイン&ラグジュアリーホテルを手がけてきたオーナーのエドワード・ダーエン氏は、「パリ近郊のホテルは田舎風なスタイルばかりで、パリ人はちょっと飽きていました。我々は、モダンなデザインホテルでありながら滞在中には乗馬やヨガや仕事など、個々が好きなことをして過ごせる空間を作りたかったのです」と語る。

「私たちはテーマパークのように見せかけだけの馬を数頭飼育するということは考えていません。やるからには本格的にやろうと、隣のHaras de La Censeと共同で馬の行動学を研究しながらプロの馬を育成していますし、菜園では年間約7トンという本当に出荷できる量の野菜を栽培しています。コロナの影響で、人々は都会の近郊で自然が味わえ、リフレッシュできる空間を必要としているのです」と力説する。現在、パリ郊外の3ヵ所に同じように自然をコンセプトにしたホテルを建設中だ。

最近は、Le Barnに家族で滞在し、数日だけパリやヴェルサイユ宮殿に観光へ行くという富裕層のツーリストも増えているという。コロナでホテルの選び方や滞在先での過ごし方も少しずつ変化しているようだ。

パリを訪れることができるようになったら、自然のホテル、Le Barnを訪れてみてはいかがだろうか?

text by Keiko Suyama

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お問い合わせ先

【Le Barn】 Le Moulin de Brétigny, 78830 Bonnelles 料金:165ユーロ~、スイートルーム 315ユーロ~ 公式HP:https://lebarnhotel.com

Profile

須山佳子

すやま けいこ marie claireパリ特派員。東京生まれ、パリ在住20年。大学を卒業後パリに渡り、INSTITUT FRANCAIS DE LA MODEでファッション経営のMBAを取得。ファッション界で働いた後、日本の美容とライフスタイルブランドを欧州市場へ紹介するコンサルティング会社と、ECサイトhttp://www.bijo.parisを立ち上げる。老舗百貨店「ル・ボンマルシェ」に定期的に招待されPop-upを企画し、昨年末に常設コーナー「Bijo;」をオープン。 公式Instagram:https://www.instagram.com/keikosuyama_paris/

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