まだ知られていない韓国の旅の名所。全羅南道と光州
2025.3.13
2025.3.13
[INDEX]

夕方になったら訪れたい、全羅南道の西南部に位置する木浦。平野が多いためお米の産地である。その景色を一望できるのが、木浦海上ケーブルカー。全長3.23キロメートルに及ぶケーブルカーでは、日本の長崎のような入り組んだ海岸に囲まれた街並みや、下に広がる大きな海、時間とともに刻々と色を変化させる空が広がり、景色が移ろっていく絶好のスポット。

長いようであっという間の40分間で味わえる空中からのパノラマ風景は、まるで空を飛んでいるかのよう。片道は20分なので、行きは夕日を帰りは夜景を楽しめるタイミングで乗るのがベスト。

木浦は島が多く、島と島をつなぐ橋もダイナミックで美しい。改めて全羅南道の多様な地形がもたらす自然の織りなす美を、自分の目で確かめることができる。

空から足元に視線を落とすと、海を横断する船や鳥が通ることも。ケーブルカーには種類が2つあり、一般のキャビンではなくクリスタルキャビンを選ぶと、床が透明になっているため様々な角度から景色を堪能できる。高い場所から一望できるこの景色は、新しい土地を旅する者の冒険心をくすぐる。

ケーブルカーの他にも韓国の興味深い乗り物をご紹介。先ほどの木浦から北東に移動したところにある全羅南道の羅州を周遊できる電動自転車タクシーがある。東南アジアでよく目にするトゥクトゥクのような乗り物に韓国でも乗ることができる。比較的交通量の穏やかな地方都市だからこそ楽しめるアトラクションだ。

電車などでは通り過ぎてしまう景色も電動自転車タクシーならば、現地の香りを感じ、音を聴きながらゆっくりと流れていく街並みを堪能できる。路面店から漂う韓国料理の香りを味わえるのも、このツアーならでは。

羅州の史跡・錦城館の正面にある望華楼(マンファル)の目の前にたたずむ、人気料理店「羅州コムタン ハヤンジプ」。1910年から代々わたり受け継がれ、平日は30分くらい待たなければならないと言われるほど地元の人に愛されるコムタンが有名な老舗。

出てきたのは、牛の肉と骨をじっくり煮込んだスープ料理、コムタン。コムは長い時間煮込むことを、タンはお湯やスープを表す。少し塩気があり優しい味のスープはどこか日本人にもなじみのある味だ。長いこと煮込んだホロホロのお肉が冬の旅で冷え切った体を芯から温める。この一杯だが、ソウルではより値段が高くなり、さらにはお肉の量も半減してしまうそう。羅州は牛肉の産地であり、地元のお肉を使った「1世紀の間変わることのなかったお店の代表メニュー 」は天下一品。

途中でキムチの汁などを入れて味変するのも通の楽しみ方。羅州を訪れた際には、ぜひ立ち寄ってみて。
羅州コムタン ハヤンジプ
住所:全羅南道 羅州市クムソングァンギル6-1
tel:+82-61-333-4292
営業時間:8:00~20:00(第1・3月曜日定休)
公式ホームページ:http://hayanjib.com
今回ご紹介した全羅南道・光州へのアクセス:
ジンエアーで日本国内から仁川へ直行、ソウルや釜山(プサン)からは高速バスやKTX
text: Haruka Watanabe
韓国観光公社 公式サイト
https://japanese.visitkorea.or.kr/
リンクを
コピーしました