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日本初進出。IHGのプレミアムホテルブランドによる「voco 大阪セントラル」がオープン

「IHG ホテルズ&リゾーツ」のプレミアムホテルブランド「voco」が、日本初進出となる「voco 大阪セントラル」をオープンした。

2018年に誕生したプレミアムホテルブランド「voco」は、世界各地に47軒を展開。2023年3月には、グローバルで100軒目の契約締結を発表し、世界中から注目を集めている。

「voco 大阪セントラル」は、大阪・京町堀を象徴する歴史的建造物として親しまれてきた、1926年(大正15年)竣工の「旧京町ビル」の跡地に建設。大阪の地下鉄・Osaka Metroの「肥後橋」「本町」「淀屋橋」の各駅から約5分という好立地だ。

フロントの様子

館内で特徴的なのは、京町堀の過去と現在をつなぐアートや、実際に家屋で使われていた古木を再利用した建築デザインが目を引くロビーやレストラン、カフェ&バーなどのソーシャルスペース。ロビーエリアの木組みの構造体は、京町堀の歴史の象徴的なアイコンである「蔵」に着想を得てデザインされたもの。

ロビーで目を引く木組は、実際に使用されていた古材を再利用したもの

また、「旧京町ビル」として100年近くにわたって紡いできたストーリーや歴史のヘリテージを、次世代へとつなぐ想いを込め、街の歴史をテーマとしたアートワークやオブジェを至る所に設置している。

旧京町ビルで実際に使用されていたポストをロビーに設置。ホテルから提供される絵ハガキにメッセージを書いて投函すると、ホテルのスタッフが実際のポストに投函してくれそう。旅の記念に大切な誰かにメッセージを送ってみては

同ホテルは、植物由来のバルクアメニティ(ミニチュアボトルのバスアメニティは廃止)や竹製のアメニティの常備、ガラス瓶でのミネラルウォーターの提供、節水タイプのシャワーの採用など、サステナビリティに配慮したさまざまな取り組みを導入している。

カーボンニュートラルな持続可能社会の実現を目指し、Low-Eガラス(※1)や、エネルギー消費を可視化するBEMS(※2)なども取り入れている。

自宅のベットルームのように落ち着く客室

ダイニングも充実しており、ウェスタングリルレストラン「LOKAL HOUSE(ローカルハウス)」では、大阪の郷土料理である「串揚げ」と、シェフの出身地である南イタリア・プーリアの豚肉料理が融合したオリジナルのハウススタイルグリル「”ボンベッテ” トリュフリゾット」など、地元(ローカル)に根付く食文化や旬の食材をとり入れたクリエイティブな料理が堪能できる。

地元で採れた旬の食材を提供するウェスタングリルレストラン「LOKAL HOUSE(ローカルハウス)」は、ライブキッチンが楽しめるカウンター席がおすすめ。アラカルトで色々なメニューを楽しんで

さらに、レストランに併設されたカフェ&バーでは、朝の目覚めのコーヒータイムや、ディナー前後のバータイム、おやすみ前のナイトキャップまで、1日を通してゲストに寄り添う心地よい時間を与えてくれる。

ふらっと立ち寄り、一杯飲む。気軽に利用できるのが◎なカフェ&バー

客室は全191室。フィットネスルームや、ミーティングルームも備わっており、観光や仕事などのあらゆるシーンにマッチ。いま最も急成長しているホテルブランドの最新館を、体感してみては。

※1 ガラスにコーティングされたLow-E膜が太陽の熱や暖房で暖まった熱を吸収・反射し、冷暖房効率を高める効果があるとされる。
※2 オフィスビルや商業施設などを対象に、エネルギー使用状況の「見える化」を実現するシステム。空調や照明など設備機器のエネルギー使用状況を可視化するだけでなく、稼働状況の分析に応じたエネルギーの自動制御もできる。

text: Tomoe Tamura,edit: Miyuki Kikuchi

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