モダンインテリア照明の名作を数多く世に送っているFLOS(フロス)では、1958年に誕生したジーノ・サルファッティの照明「2097」の新作マットホワイトが時を超えた優美な輝きを放ち、イタリアを代表する照明ブランドArtemide (アルテミデ)では、建築デザイン集団BIGによる「Alphabet of Light(アルファベットオブライト)」の新作が自在な形状を描くアートワークのように壁面を照らしていた。ベネチアングラスの島として知られるムラノ島の老舗ブランド、Barovier&Toso(バロビエール&トーゾ)の会場では、ベネチアガラスの砂時計型のモジュールで構成されたClepsydra(クレプシドラ)の塔のようなインスタレーションがそびえ立つ。
FLOS(フロス)のブースより。伝統的なムラーノガラスのシャンデリアをモダナイズして1958年に誕生したジーノ・サルファッティの「2097」。新作マットホワイトは清廉な雰囲気を湛(たた)える。 Courtesy of FLOS
Artemide (アルテミデ)のブースより。壁面を自由な曲線でファンタジックに照らす「Alphabet of Light(アルファベットオブライト)」。 Courtesy of Salone del Mobile,Milano,Photo: Diego Ravier
Barovier&Toso(バロビエール&トーゾ)のブースより。1960 年代のデザインのアーカイブを再解釈して誕生した新コレクション、「Clepsydra(クレプシドラ)」のインスタレーション。 Courtesy of Salone del Mobile,Milano,Photo: Diego Ravier