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クリス-ウェブ 佳子が語る「娘たちとの距離、パートナーとの関係、そして次なる“肩書”は?」

学童保育所から保健室へ。家は子どもたちみんなの“ホーム”

クリス-ウェブ 佳子さんといえば、その独自のセンスが注目を浴び、インテリアスタイリストとしてマンションのモデルルームのインテリアを手掛けたことも過去にある。そんな佳子さんが暮らす家には、“来る人が心地よいと感じる空間”が広がっている。

HYKEのソファにロイズアンティークスで購入したランプなど。国内外から集められたインテリアが話題

「娘たちが幼い頃は、我が家はまるで学童保育所みたいでした。それが中学・高校に進学した頃から、娘たちの友だちが悩みを吐露しに訪ねてきたり、家出先としてやってきたりと、みんなの保健室のような環境に変わってきたんですです。

例えばいじめや性の問題などについては、子どもたち世代だけでは解決できないことってあるんですね。そんなときに親ではない私だからこそ、頭ごなしに怒ったり、驚いたりすることなく、ちゃんと救いの道を示してあげられることもあるんです。保健室の先生のような気持ちで見守っています」

“卒母”は親が決めることではなく、子どもが決めること

昨年の夏、佳子さんは初めてご両親にお中元を贈ったのだそう。それは現在付き合っているパートナーの影響もあったと言う。

「彼は30歳のころから実家にお中元とお歳暮を必ず贈っているんです。一緒に伊勢丹新宿本店に行ったとき、『今年は私も熨斗をつけて贈ってみようかな』と思い立ちました。受け取った両親は喜ぶというよりも、大爆笑していましたけど(笑)。

母からお礼の電話をもらい話していたとき、『子どもが親の幸せを願ったときが、卒母のタイミングなのかな』と何気に思ったんです。親が安心したとき、そして子どもが親の幸せを願ったとき、それらが重なったときが“卒母”のタイミングなのかなって。だから母は私が42歳の夏に、ようやく卒母を迎えたんですよ(笑)」

「彼とは正論をぶつけるケンカもするけど、いい関係性が続いている」と話してくれた

Profile

クリス-ウェブ 佳子

1979年生まれ。雑誌「VERY」専属モデルを経て、現在は幅広い媒体でモデルとして活躍。著書に、エッセー集『考える女(ひと)』(光文社)、『TRIP with KIDS こありっぷ』(講談社)など。
Instagram:@tokyodame 

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