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おしゃれ過ぎるキャサリン妃、カリブ海ロイヤルツアー後半のドレスアップも必見!

©️Karwai Tang/Getty Images

今年で在位70年のエリザベス女王のプラチナジュビリーイヤーを記念した企画の一環として、女王の名代でカリブ海諸国を訪れたウィリアム王子とキャサリン妃。英連邦に属しているベリーズ、ジャマイカ、そしてバハマの3国を巡り、旅の最終日には今回のツアーについての声明を発表した。

ジャマイカ、バハマに敬意を払ったコーディネート

カリブ海に面する国、ベリーズの次にケンブリッジ夫妻が訪れたのはジャマイカ。同国で過ごした最後の夜、ジャマイカ総督夫妻が主催したディナーにウィリアム王子と共に出席したキャサリン妃は、同国の国旗を想起させるエメラルドグリーンの華やかなドレスで登場した。軽やかなチュールにスパンコールを散りばめたドレスは、キャサリン妃御用達の英国ブランド「ジェニー・パッカム」のもの。キュッと絞られたウエストに広がるフルスカートでプリンセスムード全開のデザインだ。雑誌『インスタイル』によると、ドレスに合わせたエメラルドとダイヤモンドのイヤリングやブレスレットはエリザベス女王陛下から借りたものだとか。ドレスの胸元には、黄色い勲章を飾ったキャサリン妃。細部にまでこだわり、ジャマイカの国旗に用いられている緑、黄色をさり気なく取り入れた。

©️ REUTERS/Aflo

そして今回のロイヤルツアーの最後の訪問地、バハマに到着したキャサリン妃は同国の国旗をイメージした英国ブランド「エミリア・ウィックステッド」のアクアマリンのドレスをチョイス。バハマの国旗のブルーは、海を意味しているのだとか。そこにシンプルなヌードカラーのパンプスと美しいターコイズのイヤリング、そしてポニーテールに束ねたヘアにはパールのアクセサリーを飾った。

©️Karwai Tang/Getty Images

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過去の奴隷制度の謝罪と賠償を求められる英国王室

今回、ケンブリッジ夫妻が訪れたカリブ海の3カ国は、すべて英連邦に属していて、過去にはイギリスの植民地であった歴史を持つ。一カ国目のベリーズに続き、ジャマイカ、そしてバハマでも英国王室メンバーの2人は厳しい声を投げかけられることも。ジャマイカでは夫妻が到着した日、首都のキングストンで英国の過去の奴隷制度への賠償金支払いを求める抗議デモが開かれた。『ハーパース・バザー』誌は、ジャマイカはエリザベス女王を国家元首とする君主制から共和制に移行することを望んでいると報道。英国の新聞『ガーディアン』紙によると、ジャマイカの国会議員、リサ・ハンナ氏は「今回のカリブ海諸国への訪問が彼らの感情や思考に働きかけ、より公平で公正な社会の構築を視野に入れた新しい王政へと導いてくれることを願います」と語った。ジャマイカでの演説で奴隷制度を「忌まわしいもの」と表現したウィリアム王子。この言葉を受け、「あの表現が英国王族の賠償と正義についての旅の始まりであり、彼らの問題意識の終わりではないことを期待します」とハンナ氏。現在、カリブ海諸国の多くの人々が英国王室に謝罪と賠償に向けた行動の両方を求めている。もちろん、バハマでもケンブリッジ夫妻の同国訪問には賛否両論があった模様だ。

ツアーから帰国する日、早々に公式声明を発表

このようなカリブ海諸国の反応を受け、ウィリアム王子は旅の終わりに公式声明を発表。「この旅が過去と未来についての疑問をさらに明確にしました。ベリーズ、ジャマイカ、バハマの未来はその国の人々が決めることです。しかし私たちはこの3国の人々と一緒に時間を過ごし、彼らにとって最も重要な問題について深く理解することができました」。さらに声明の最後では英国連邦諸国が将来、誰を指導者に選ぶかについて、「私の頭の中には、その答えはありません。英連邦の国々が各国の人々のためにより良い未来を創造すること、そして私たちはできる限りの支援をすることを約束します」と語った。ロイヤルメンバーが英連邦諸国への訪問について、さらにその未来についての考えを述べることは前代未聞とは言わないまでもかなり異例なこと。このウィリアム王子が発信したメッセージは、過去の植民地支配に関する論争を認識しただけでなく、それに耳を傾け、対処する意思があることを明確に示したといえそうだ。

バハマの公務では、イギリスブランド「リクソ」の美しいピンクのサマードレスに、リゾート感溢れるウェッジサンダルで登場したキャサリン妃。©️ REUTERS/Aflo

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