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普通が一番⁉︎ウィリアム王子&キャサリン妃がこだわる子供たちのスクールライフ

©️Reuters / Aflo

英国では、9月が学校の新学期のスタート。ウィリアム王子とキャサリン妃の子供たちも、通学を再開したが、彼らの進学先や学校生活は常に注目の的だ。

個性を重んじるケンブリッジ家が選ぶ、ジョージ王子の進学先

今年7月に8歳になった英国のジョージ王子。英国王室では、8歳になると親元を離れて、寄宿舎のある学校へ進学するのが通例だ。しかし、ウィリアム王子とキャサリン妃は、王子の進学先に関して、これまでの慣例に流されることなく、息子に合った道をじっくりと考えている最中のようだ。英国の新学期は9月から始まるが、ジョージ王子は以前と変わらず、家族とともに暮らしている自宅からシャーロット王女と一緒にトーマス・バタシー校に通っている。今月からジョージ王子は4年生に、そしてシャーロット王女は2年生に進級した。

最近、ウィリアム王子とキャサリン妃のケンブリッジ夫妻は、そのロイヤルファミリーとしての日々にジョージ王子も追随させるべきか悩んでいることが明らかになった。夫妻は、子供たちがある一定の年齢になったら寄宿舎学校に進学する英国王室の伝統について、それを重んじることだけが正解ではないと考えているようだ。その考えの背景には、ウィリアム王子が幼少期に感じたトラウマが関係していると言われている。実際、ウィリアム王子やヘンリー王子は、英国が世界に誇る名門のパブリックスクール(全寮制学校)のイートン校に13歳で進学する前、8歳の時に親元を離れて英国・バークシャー州にある寄宿学校、ラドグローブスクールに入学している。

子供たちの心の健康を第一に考えるウィリアム王子

「ウィリアム王子とキャサリン妃は現代的な考え方を持つ親なので、ジョージの進学先については非常に慎重に判断するでしょう。子供たちの個性がどう育つかを待って、家族と離れて暮らすことがその子にとって幸せかどうかを考慮するのだと思います。自分の子供時代にひどいトラウマ体験を持つウィリアム王子は、子供たちの精神的な健康状態に、ひときわ敏感になっているのです」と王室専門家のイングリット・セワード氏は、英『OK!』誌に語っている。さらに別の王室関係者は、『US Weekly』誌に「ジョージが寄宿舎学校に進学するかどうかは、ケンブリッジ家が家族として決定することです。ジョージ王子がそれを望んでいて、それが正しいことだと確信を持てない限り、ウィリアム王子とキャサリン妃は王子を強制的に寄宿学校に行かせることはありません」と話している。きっと、新しい時代感を持つ夫妻はジョージ王子にとって正しいジャッジを下すことだろう。

©️Backgrid UK / Aflo

学校では違う名前を使っている王女と王子

英国王室では王子であり、王女であるケンブリッジ家の子供たちだが、学校の門を潜ると教師や生徒、その親などは彼らを他の子供たちと同じように扱っていることが以前からの報道を通して明らかになっている。シャーロット王女の名前はシャーロット・エリザベス・ダイアナで、王室での正式名称はシャーロット・オブ・ケンブリッジ王女。そして兄のジョージは、ジョージ・オブ・ケンブリッジ王子だ。だが、子供たちにできるだけ普通の生活をさせたいと常に意識しているウィリアム王子とキャサリン妃は、2人に王室の正式名称は名乗らせず、別の名前を使わせているのだとか。その名前はシャーロット・ケンブリッジとジョージ・ケンブリッジで、2人は先生やクラスメートから、その名で呼ばれている。以前、ウィリアム王子とハリー王子も父親のチャールズ皇太子の肩書であるウェールズという名字を姓として使っていたことがあり、ケンブリッジ家の子供たちもそのルールを継承しているようだ。

さらにシャーロットには父親であるウィリアム王子が付けてくれたお気に入りのニックネームもあるとか。フランス語で小さいもの、甘いもの、繊細なものを意味する単語「mignonette(ミニョネット)」。ウィリアム王子が愛情を込めて、愛娘をこの特別なニックネームで呼ぶところも目撃されている。

関連情報
  • This article was published on marieclaire.co.uk


    text: Ally Head


    translation: Tomoko Kawakami

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