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アニャ・テイラー=ジョイ 個性を魅力に変えた最旬女優

アニャ・テイラー=ジョイ/“ティファニー T ワン サークル ペンダント”[YG×ダイヤモンド]¥946,000 “ティファニー T ワン オープン フープ イヤリング”[YG×ダイヤモンド]¥1,012, 000 〈左手バングル・向かって左から〉“ティファニー T ワン ワイド ダイヤモンド ヒンジ バングル”[YG×ダイヤモンド]¥4,070,000 “ティファニー T ワン ナロー ダイヤモンド ヒンジ バングル”[YG×ダイヤモンド]¥1,331,000 “ティファニー T ワン ナロー ダイヤモンド ヒンジ バングル”[RG×ダイヤモンド]¥1,331,000 “ティファニー T ワン ワイド ダイヤモンド ヒンジ バングル”[YG×ダイヤモンド]¥4,070,000 〈右手バングル〉“ティファニー T ワン ワイド ヒンジ バングル”[YG]¥781,000 〈右手リング〉人差し指“ティファニー T ワン ワイド ダイヤモンド リング”[YG×ダイヤモンド]¥770,000 中指“ティファニー T ワン ワイド リング”[YG]¥286,000 〈左手リング〉“ティファニー ソレスト ダイヤモンド リング”[Pt×ダイヤモンド]参考商品(すべてティファニー/ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク) ©TIFFANY&Co.

小さな顔に強い眼差しが印象的な少し離れた目。その個性的なルックスと確かな演技力で高い評価を受けている女優、アニャ・テイラー=ジョイ。2015年に『ウィッチ』で映画デビューし、2020年には配信ドラマ『クイーンズ・ギャンビット』で本格的にブレイク。今年、ゴールデン・グローブ賞ミニシリーズ/テレビ映画部門の主演女優賞を受賞し、「ティファニー」の新作ジュエリーと「ディオール」のドレスを纏って授賞式に現れた彼女は、次世代のファッションアイコンとしても大いに注目されている。

2020年秋の公開以来、現在も人気継続中のNetflixオリジナルドラマ『クイーンズ・ギャンビット』で主役を務めたアニャ・テイラー=ジョイ。今年6月には、「ティファニー」のグローバルアンバサダーにも抜擢され、“ティファニー T ワン”のキャンペーン、「Give Me the T(ギブ・ミー・ザ・ティー)」にも登場している。この世界的なジュエラーの顔に選ばれたことについて、アニャは「象徴性を秘めたジュエリーが大好きです。ジュエリーが他の誰のものでもない私自身にとって意味があるというアイデアが好きなのです。自分の指のジュエリーを見たときに、そのジュエリーにまつわるストーリーに思いを馳せるのが好きです」とコメント。ファッション界からも熱い視線が向けられているアニャは今、まさに世界が注目する若手女優の1人だ。

「ティファニー」のグローバルアンバサダーの1人に選ばれたアニャ・テイラー=ジョイは、シグネチャーコレクション“ティファニー T ワン”のキャンペーン「Give Me the T」に登場。著名なファッションフォトグラファー、マリオ・ソレンティがNYで撮影を行った。内面の強さと個性を表現する“ティファニー T ワン”のジュエリーが、アニャの唯一無二の美しさを引き立てる。 ©TIFFANY&Co.

ブレイクのきっかけとなった『クイーンズ・ギャンビット』で演じたチェスの神童、ベス・ハーモンは、男性中心のチェスの世界で頭角を現し、世界で活躍する天才プレーヤーへと成長していく。アニャは天賦の才に恵まれるも、孤独感や葛藤に苦しみながら、自らが選んだ道を迷いなく突き進むベスを見事に演じきり、今年のゴールデン・グローブ賞ミニシリーズ/テレビ映画部門で主演女優賞を受賞した。

『クイーンズ・ギャンビット』で天才チェスプレーヤーのヒロイン、ベスを演じたアニャ・テイラー=ジョイ。人を惹きつけるアニャの個性的な美しさが、ドラマを一層印象深い作品へと仕上げている。ドラマに登場するレトロで可愛い50~60年代ファッションにも注目!Netflixオリジナルシリーズ『クイーンズ・ギャンビット』独占配信中。netflix.com ©Netflix

『クイーンズ・ギャンビット』の主人公、ベス。そして、彼女を演じたアニャ。2人の共通点は幼い頃に感じていた孤独感だろう。1996年、フロリダ州マイアミで生まれた彼女は生後まもなく、父親の仕事の関係でアルゼンチン・ブエノスアイレスへ。イングランド、スコットランド、スペイン、そしてアルゼンチンの血を引くアニャは、6歳のときにロンドンに移住。その頃の彼女は英語が話せなかった。

「私は孤独な子供でした。孤立していて、寂しいのは悪いこと、独りなのは悪いことと感じていたの。多くの人に囲まれていたのに、突然、部屋で独りぼっちになってしまったような感覚は、とても衝撃的でした」と昨年の『マリ・クレール』US版のインタビューで語っている。生活環境もすっかり変わり、戸惑っていた彼女だが、小説『ハリー・ポッター』に出会い、その物語に夢中になって、英語を学び始めたのだそう。

じきに英語を会得した彼女は女優を志して、14歳で演技の勉強のために短期間だけNYへ。その後、ロンドンとNYを往復する暮らしを始める。そして、ロンドンの街を歩いていたとき、あのケイト・モスを発掘した「ストーム・モデルズ」の創始者、サラ・ドゥーカスから、モデルとしてスカウトされる。2019年の『マリ・クレール』UK版のインタビューでは、「ストームのオフィスを訪れた瞬間、私は女優になりたい!と思いました。女の子らしいタイプでもなく、可愛くもない私には、モデルの仕事は無理かもしれないとね」と話している。

「ストーム・モデルズ」に所属し、3度目のモデルの仕事で知り合った俳優、アレン・リーチが芸能事務所を紹介してくれたことで、アニャの女優としての人生が動き始める。そして16歳で高校を辞め、女優業に専念することを決意。「16歳で家族と離れ、1人暮らしを始めました。それは困難の連続でしたが、そんなときに演じることが私を救ってくれた」。演技力を磨き、経験を積み重ねていったアニャは、19歳で映画『ウィッチ』の主役の座を射止める。その類い稀なる存在感と高い演技力が評価され、オータム・デ・ワイルド監督の『エマ』の主役にも抜擢。英国を代表する女性作家、ジェーン・オースティンの古典的な恋愛小説『エマ』は、過去に幾度となく映画化された作品だったこともあり、とてもプレッシャーだったが、「私は自分らしいエマを作り上げたい」と、怖じ気づくことなく撮影に挑んだ。

©Netflix

19歳で映画に主演してから、休むことなく走り続けてきたアニャ。ノンストップで続く撮影、日替わりで演じる役柄。女優として嘱望されることは幸せだが、多忙を極めることで負担を感じたこともあったそう。

「デビューしてから多くの役を演じてきた中で、自分自身が何者なのか、何がしたいのかを考える時間がほとんどありませんでした。あの状況が続いていたら、自分自身を軽視していたと思う」

人気女優となったアニャもまた、コロナ禍で立ち止まる時間を得た。スケジュールは白紙になり、自分を取り戻したと言う。そんな彼女は2023年に『マッドマックス 怒りのデス・ロード』でシャーリーズ・セロンが演じたヒロインの誕生秘話を描く話題作『フュリオサ』の主役も決定している。充電は満タン。アニャの躍進が再び、始まる。

(YG=イエローゴールド、RG=ローズゴールド、Pt=プラチナ)

お問い合わせ先

ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク/0120-488-712

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©︎marie claire/text: Tomoko Kawakami

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