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ウィリアム王子とキャサリン妃の結婚10周年目で明かされる秘話

バルコニーでの象徴的な2ショットの写真は、キャサリン妃の1番のお気に入りではない⁈ ©︎AP/Aflo

あの世界中が夢中になった世紀のロイヤルウエディングから今年でもう10年。幸せと希望に満ち溢れた結婚式にまつわる、心温まる秘話をお届け。

キャサリン妃の記憶に残る1枚の写真

今年で結婚10周年を迎えたウィリアム王子とキャサリン妃。2011年4月29日にロンドンのウェストミンスター寺院で行われたロイヤルウエディングの様子は、今でも世界中の人々の記憶に残っている。

今年の結婚記念日、二人はSNSの公式アカウントに結婚式の写真をアップし、「結婚記念日にたくさんの素敵なメッセージをありがとう!」との言葉を添えた。バルコニーで、結婚をお祝いするために詰め掛けた大勢の人々の前で誓いのキスを交わした二人を収めた写真は、歴史に残るウェディングデーを象徴する一枚。しかしながら、キャサリン妃のお気に入りは、あのシンボリックな写真ではないようだ。

当日、式のスナップを撮影したフォトグラファーによると、彼女が好きなのは、教会の階段でドレスの裾を実の妹のピッパ・ミドルトンに引いてもらいながら、集まった群衆に手を振っているショット。その写真を撮影したフォトグラファーは「キャサリン妃が私の方を真っ直ぐに向き、カメラに向かって手を振ってくれた時は、本当に嬉しかったですね」。残念ながら、キャサリン妃が気に入っている写真にはウィリアム王子の姿はないけれど……。そのまま寺院に入ったキャサリン妃は世界中の人々が見守る中、ウィリアム王子と永遠の愛を誓ったのだった。

キャサリン妃がお気に入りの写真。ブライズメイドを務めた妹のピッパ・ミドルトンがドレスのトレーンを持ち、キャサリン妃は群衆に手を振る瞬間。©︎AP/Aflo

亡き母、ダイアナ妃から受け継いだ、無私無欲の精神

そしてこの結婚には、心温まる物語も隠されていた。それは現在、不仲との噂も流れているウィリアム王子とヘンリー王子の間でのやり取り。

ウィリアム王子がキャサリン妃に贈った婚約指輪は、元は故ダイアナ妃のもの。ダイアナ妃が亡くなった後、形見分けをした際にヘンリー王子が受け継いだものだった。そのヘンリー王子が大切にしていたサファイヤとダイヤモンドのリングがキャサリン妃のものとなった経緯には、ヘンリー王子の優しい心使いがあったのだ。

元来、先に婚約した方が母親の婚約指輪を受け継ぐと決めていたウィリアム王子とヘンリー王子。実際、ウィリアムの婚約が決まった時、ヘンリー王子は「ママの指輪はキャサリン妃に相応しいんじゃないかな?そうすれば、いつの日か、あの指輪は英国国王の座につくことになるから」と語り、自らの宝物を兄嫁に譲ったのだ。

その後、自らもメーガン妃と婚約した彼。婚約指輪は、王室御用達のハイジュエラー「グリーブ・アンド・カンパニー」にオーダーする。ボツワナ産のメインストーンの両脇に輝くダイヤモンドは、愛する母親、ダイアナ妃の形見のジュエリーコレクションから選んだものだった。亡き母への深い愛が詰まった婚約指輪をそれぞれの妻に贈ったウィリアム&ヘンリーの兄弟。その愛情深さと無私無欲の精神は、亡きダイアナ妃譲りなのは間違いない。

婚約発表時に公開されたウィリアム王子とキャサリン妃の仲睦まじい写真。左手の薬指には、ヘンリー王子から譲られた故ダイアナ妃の形見のリングが。Mario Testino /Newscom /aflo
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  • This article was published on marieclaire.co.uk


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    text: Jadie Troy-Pryde , Jenny Proudfoot    translation: Tomoko Kawakami

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