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夢のように美しい刺繍やファブリック加工を実現する、ディオールのサヴォワールフェール【2023年春夏オートクチュール】

卓越したサヴォワールフェールの世界へ

繊細で夢のように美しいクチュールピースの創作を支える「ディオール」のサヴォワールフェール。アトリエに集結したクチュリエたちがもつ高度な技術は、オートクチュールにおけるクリエーションの要といえる。中でも、象徴的なルックの制作工程を特別に公開。

Look 1

ファーストルックは、ジョセフィン・ベイカーが楽屋からステージに登場する前に身に着けていた心地よいバスローブを想起させるようなスタイル。インナーのボディ―スーツは、パリで唯一かつ最古のオーダーメイド ランジェリーを扱うアトリエ、CADOLLEとのコラボレーションによって制作されたもの。1950年代のアーカイブピースからインスピレーションを得たというスモッキングの技術によって、伸縮性のある素材に施されたシャーリングが、ボディーにフィットしながら美しいギャザーを生み出している。

Look 19

伝統的な刺繍(ししゅう)の技法を用いて制作されたルック19。乱れのない完璧な格子の刺繍が印象的なこのルックは、扱いの難しいとされる布と糸を用いて、古書で伝えられている伝統的な製法を駆使している。オートクチュールメゾンと協業するテキスタイル専門のアトリエPALOMAで長い制作時間をかけ、熟練の職人の手作業によって完成した。

Look 57, 58, 59, 60

コレクションのラスト4ルックを飾ったベルベットドレス。特別に開発された技術で、ベルベットに不規則かつ絵画を描くような自由なタッチでアイロンを当てる。このようにして、まっさらなベルベット生地にヴィンテージ感のある繊細なしわ加工を施すことで、ルックに不規則なリズムをもたらし、ファブリックに“生命力”を吹き込んだ。

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