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「フィジタル」がキーワードになった国際時計見本市2022 in スイス。高級ブランド最新ウォッチの代表モデル

3月末から4月にかけての1週間、かつてSIHHの会場だったパレクスポで38ブランドが参加して「ウォッチズ アンド ワンダーズ ジュネーブ(WWG)2022」が開催された。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、昨年はオンラインによる新作紹介だったが、今年は対面による展示会形式が復活。いわゆる「フィジカル」と「デジタル」を組み合わせた「フィジタル」な形が展示会を特徴づけた。今年も特色のある新作が各ブランドから数多く発表された。今回WWGに参加しなかったブランドも含め、代表的なモデルを紹介しよう。

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クラシックな外観に精密な機構を閉じ込めた

パテック フィリップで注目されたのが女性用モデル。1999年に初の女性用コレクションとして発表された「TWENTY ~4」の新作を見せた。オリーブグリーンの文字盤は洗練された雰囲気で、その両側に18個ずつ並んだダイヤモンドが華やかさを強調する。

TWENTY ~4
「TWENTY~4」パテック フィリップ(パテック フィリップ ジャパン・インフォメーションセンター)/03-3255-8109

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ヴァシュロン・コンスタンタンは複雑機構を搭載したクラシックな新作が目を引いた。「トラディショ ナル・クロノグラフ・パーペチュアルカレンダー」がそれ。2100年まで調整する必要のないパーペチュアルカレンダーには、星空や月を表示するムーンフェイズも備える。

トラディショ ナル・クロノグラフ・パーペチュアルカレンダー
「トラディショナル・クロノグラフ・パーペチュアルカレンダー」ヴァシュロン・コンスタンタン/0120-63-1755

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近年の腕時計市場で活況を呈しているのがラグジュアリースポーツウォッチ。その代表格がオーデマ ピゲの「ロイヤル オーク」だ。今年は「ロイヤル オーク」発表50周年。それを記念し、自動巻きの新モデルを複数、独自に発表した。中でも注目を集めたのがケース径41ミリのクロノグラフ。文字盤のカーキグリーンとピンクゴールドの組み合わせが斬新だ。もっとも、いずれの新作も人気で、生産数も限られているため、日本への入荷予定は未定。欲しくても実際に手に入れるのは難しそうだという。

オーデマピゲ ロイヤル オーク
「ロイヤル オーク クロノグラフ」オーデマ ピゲ(オーデマ ピゲ ジャパン)/03-6830-0000

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