ジョナサン・アンダーソンがロエベで手がけた歴史に残る9つの作品
2025.3.28

Pascal Le Segretain / Getty Images
2025年3月17日(現地時間)、ロエベは2013年以来、11年間クリエイティブ・ディレクターを務めてきたジョナサン・アンダーソンの退任を発表した。彼が生み出した数々のアイコニックなアイテムの中から、厳選の9品を紹介する。マリ・クレール インターナショナルのフランス版デジタル記事よりお届け。
2025.3.28

Pascal Le Segretain / Getty Images
2025年3月17日(現地時間)、ロエベは2013年以来、11年間クリエイティブ・ディレクターを務めてきたジョナサン・アンダーソンの退任を発表した。彼が生み出した数々のアイコニックなアイテムの中から、厳選の9品を紹介する。マリ・クレール インターナショナルのフランス版デジタル記事よりお届け。
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2013年から2025年まで、アイルランド人のジョナサン・アンダーソンは、10年あまりにわたり、その創造性を活かして、ロエベのウィメンズおよびメンズコレクションに新たな活力を与えてきた。 彼が在任中の9つの忘れられないデザインを振り返る。
11年間、ロエベのクリエイティブ・ディレクターを務めたジョナサン・アンダーソンは、業界で尊敬を集めるリーダーとなった。彼の功績は? 1996年にLVMHが買収したこのスペインのブランドを魅力的なものにしたことだ。これは単なる比喩表現ではない。アイルランド人デザイナーの指揮のもと、ロエベは世界で最も人気の高いブランドのひとつとなった。その証拠に、2023年と2024年にはLyst Index(ファッションサーチプラットフォームLystが四半期ごとに発表するブランドランキング)で2度トップに輝いた。
ジョナサン・アンダーソンがブランドを去った今も、アイコニックなアイテムは残されており、すでに忘れがたいクリエイティブな時代を象徴する証しとなっている。
ジョナサン・アンダーソンによるロエベのアイコニックなバッグの第1号だ。このスクエア形のバッグは、ラムスキンのあちこちにラインが描かれていることからもわかるように、折り紙の芸術を反映している。ロエベは2025年2月、このカルト的な人気を誇るアイテムの10周年を記念して、さらに軽量なモデル「フェザーライト パズル」を発表した。
2024年のメットガラのスポンサーを務めたロエベは、レッドカーペットで注目を集めた。俳優テイラー・ラッセルが着用した、木の幹を模したビスチェを生み出したジョナサン・アンダーソンのおかげだ。まるで木でできているかのように見えるこのシルエットは、実際には3D技術で成型されたレザーでできている。
2023年春夏コレクションで、このアイルランド人デザイナーはロエベのファッションを新たな次元へと導いている。それは2Dだ。彼のキャットウォークには、「マインクラフト」のような古いビデオゲームからそのまま出てきたような、“現実世界にバグ効果を生み出すため”のテクニカルなニットなど、クレイジーなルックが次々と登場した。ジョナサン・アンダーソンによると、これはロエベのスタイルの真髄であり、典型的な英国風ユーモアが詰まっているという。
ルカ・グァダニーノ監督の映画『チャレンジャーズ』(2024年)では、ジョナサン・アンダーソンが衣装デザイナーを務めた。ゼンデイヤ、マイク・ファイスト、ジョシュ・オコナーが劇中で着用するスポーツウェアのシルエットをデザインし、その中にはロエベが映画のファン向けに販売しているスローガンTシャツも含まれていた。特に、30年前にジョン・F・ケネディ・ジュニアが着用していたトップスを連想させるとして、目の肥えた観客の間で瞬く間にヒットした。
ロエベを常に突き動かしてきた「構築(脱構築)」というアイデアを探求し、ジョナサン・アンダーソンは大きなゴールドのメタルビスチェをあしらったドレスを誕生させた。2022年春夏コレクションで発表された、女性のバストの輪郭を新しく定義するスタイルだ。
ロエベの2024年春夏コレクションで、ジョナサン・アンダーソンはケープの復活を祝し、モデルの体を繊細なサナギのように包み込む、厚手のニットカーディガンをデザインした。もうひとつの、遊び心あふれるアイテムの誕生だった。
ジョナサン・アンダーソンによるロエベのコレクションは、セレブたちから絶賛されている。このふっくらしたブルゾンがその証拠だ。俳優ジュリエット・ビノシュから、モデルのケンダル・ジェンナー、ロリー・ハーヴェイ、俳優トレイシー・エリス・ロスまで、イットガールたちがこれを2022年のヒットアイテムに押し上げた。
2022-23年秋冬コレクションのドレスに登場したこのパターンは、オーダーメイドのジャンプスーツにも繰り返し用いられ、黒人アーティストによるコンサートツアーとして史上最高収益を記録したビヨンセの「ルネサンス・ツアー」でも着用された。ロエベ伝説のひとつである。
ユーモアをさらに進化させ、ロエベは2022年にミニーマウスのワードローブから借りてきたようなシュールなパンプスを発表した。マドリッドを拠点とする有名なファッションハウス、ロエベの根本にある芸術的な本質へのさらなる一歩である。
※( )内編集部注
translation & adaptation: Akiko Eguchi
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This article was originally published by Marie Dilou on Marie Claire France
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