ミラノの二面性を反映した「ポメラート」の新作ハイジュエリーコレクション“THE DUALISM OF MILAN”

希少な宝石の数々、クリエイティビティー、そして緻密(ちみつ)な職人技――。ハイジュエリーの世界には各メゾンのあらゆる要素が凝縮している。パリで6月にハイジュエラーが発表した、豪華な新作コレクションの数々を現地からお届けする。

希少な宝石の数々、クリエイティビティー、そして緻密(ちみつ)な職人技――。ハイジュエリーの世界には各メゾンのあらゆる要素が凝縮している。パリで6月にハイジュエラーが発表した、豪華な新作コレクションの数々を現地からお届けする。
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ポメラートは、新作ハイジュエリーコレクション「THE DUALISM OF MILAN」の中で、創業の地ミラノの二面性を表現した。クリエイティブ・ディレクター、ヴィンチェンツォ・カスタルドが今回のコレクションで焦点を当てたのは、ミラノが持つ二面性。つまり、合理主義的な建築に見られるような都会的なエッセンスと、創造性豊かな精神だ。一方は明確な形があるもので、他方は目に見えないもの。「この対照的な2つの要素は、ジュエリー職人の完璧な知識や技術力の高さといった目に見えて分かる部分と、ストーンの色やジュエリーのシェイプが呼び起こす感情のような、クリエイションの中にある目に見えない部分から成る、ポメラートの内なるアイデンティティーと共鳴する」とカスタルドは語る。「Milan’s Monochromatic Treasures」と題した第1章では、洗練されたデザイン、控えめなディテール、そしてモノクロマティックで繊細な色使いに象徴されるミラノの美的感覚をジュエリーピースに落とし込んだ。第2章「Milanese Color Prism」では、意外性に満ちたカラーコンビネーションを用いて、ミラノのクリエイティブで華麗な側面を映し出した。それぞれの代表的な作品を紹介する。
ミラノの荘厳なアーケード「ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のガッレリア」は、夜になると、ガラスと鉄で作られた屋根が神秘的かつ魅惑的な雰囲気を醸し出す。その象徴的な構造と謎めいた輝きから、ポメラートのアイコンの1つ「Princess」ネックレスをアレンジ。ガッレリアの有名なガラスドームは八角形に配置された丸みのあるグレースピネルで表現された。ローズゴールドのチェーンには、パヴェダイヤモンドとグレースピネルをあしらい、華やかさをプラスした。

ローズゴールドのプレートをつなぎ合わせてつくられたチョーカーは、建築家シーザー・ペリが手がけた、流体のようなラインの高層ビルが着想源だ。モダンなライン使いでパヴェダイヤモンドを配した作品と、2,924個ものパヴェダイヤモンドをふんだんに用いた作品がある。動くたびに波打つ柔軟性と、布のような着け心地を備えている。


チョーカー(ローズゴールド、ダイヤモンド)
胸元を鮮やかな色調で彩るネックレスは、メゾンのカラーストーンへの情熱が表れた作品だ。ホワイトダイヤモンドを一列に配したローズゴールドのチェーンを囲むのは、合計365カラットにおよぶ238個ものスピネル。レッド、ピンク、パープル、バイオレット、グレー、 オレンジ、アンバー、スカーレットといった希少な色合いのスピネルを絶妙なバランスで配した。スピネルはすべてカボションカットされ、クローズドセッティングとプロングセッティングの両方を駆使したユニークな方法によって留められたスピネルによって、独特の立体感を生み出した。

ブルーが印象的なチェーンチョーカーには、まるで原石のままであるかのような、ユニークなカットが施された5つのパープルブルーのタンザナイトがほとんど見えない爪によって留められている。全体に敷き詰められたブルーとバイオレットのサファイアのパヴェが、タンザナイトの彩りを強調している。

text: Shunya Namba @Paris Office
photos: ©Pomellato
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