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「ミス ディオール」へのオマージュに力強さ 「ディオール」のショー

2024年秋冬パリ・ファッションウィークより現地リポート! 「ディオール」がチュイルリー公園の特設会場で新作を披露。1967年に誕生した初のプレタポルテライン「ミス ディオール」へのオマージュは、シンプルで若いデザインの中に力強さを感じさせる。

ディオール

会場でまず目を引いたのは、籐(とう)でできた女性を思わせる9体のオブジェだ。インド人アーティストのシャクンタラ・クルカーニによるもので、彼女の映像作品から切り出した写真が壁面を飾り、クリエイティブ・ディレクターのマリア・グラツィア・キウリの女性像がメッセージとして伝わってくる。

今回、象徴的だったのは「MISS DIOR」の文字がプリントされた服の数々だ。コートの身頃から袖にかけて、またスカートに大きくプリントされた手書きの文字はグラフィティのようなパワーがある。ほかにも、グラフィックなプリントでシャツに取り入れたり、バッグにも使われたりしている。

若者文化が台頭し、女性が活動的になっていった時代を示すかのように、ミニ丈が登場。ちょっと合わせ方をずらした巻きスカートやショートパンツなどが新鮮で若さがあふれている。

またひときわ美しかったのが、刺しゅうを施したドレスの数々だ。ショートドレスの首回りから全身を覆うほどのビーズ刺しゅうまで、見事に輝く。もともと「MISS DIOR」でもショートコートやプリーツスカートなどにビーズやスパンコールが使われていたそうで、それらをインスピレーション源に、インドのチャーナキア工房の職人が手作業で仕上げた。

text: 宮智 泉(マリ・クレールデジタル編集長)

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