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闘病中のセリーヌ・ディオンがグラミー賞授賞式にサプライズ登場。シックなスタイルが絶賛される

Kevin Mazur / Getty Images

「スティッフパーソン症候群」を患い、闘病中であることを公表している歌手のセリーヌ・ディオンが、2024年2月4日(現地時間)に開催されたグラミー賞授賞式にサプライズ登場。2023年3月、突然、引退を表明したカリスマスタイリスト、ロー・ローチが“特例”のひとつとして、スタイリングを手がけたことでも話題を呼んでいる。マリ・クレール インターナショナルのアメリカ版デジタル記事よりお届け。

2024年グラミー賞授賞式でのセリーヌ・ディオンのスタイリングは、ロー・ローチが引退を一時撤回して手がけた。この特別な二人組について話そう。

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ロー・ローチは現代ファッションのレジェンドだ。ご存知ない方のために説明すると、若手ファッションアイコンである俳優ゼンデイヤの、2018年メットガラでの象徴的なジャンヌ・ダルク風スタイルから、最近の映画『デューン2』のプレスツアーでの、この世のものとは思えないようなセットアップまで、彼女の最高のルックを生み出すブレーンはこのスタイリストである。問題はこれだ。ローは昨年の春、セレブリティのスタイリングから引退した(ゼンデイヤのスタイリングは続けている ※編集部注)。

「今、私は本当に自分自身について考え、自分をもう少し前面に出すための時間が持てるようになった。それによって冒険し、実験するための時間ができたのです」とレッドカーペットから退く決断をしたことについて、ローは以前、米版『マリクレール』に語った。ファッションを愛するすべての人々にとって幸運なことに、このスタイリストは例外を認めている。特に、長年の友人であり顧客でもあるセリーヌ・ディオンに関しては。彼は2024年のグラミー賞のため、彼女の衣装をスタイリングしたのだ。

授賞式に先立ち、ローは自身のインスタグラムのストーリーでカムバックを予告し、「Hello, I’m unretired.(こんにちは、私は引退していません)」と書かれた画像を再共有した。この遊び心のある冗談は、彼が最初に「Hello, I’m retired.(こんにちは、私は引退しました)」と書かれた画像をインスタグラムに投稿したことで、この業界を去るというニュースが流れたことを思い起こさせるものだった。ラッキーなことに、ローはカナダ人歌手セリーヌ・ディオンのために、喜んで自分のルールを曲げている。

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2024年のグラミー賞に話を進めると、授賞式のレッドカーペットを歩かなかったセリーヌは、テイラー・スウィフトに年間最優秀アルバム賞を授与するため、授賞式の最後に登場した。ローは、胸元が大きく開いているアイボリードレスを主役にしたヴァレンティノ クチュールのルックで、セリーヌの身を包んだ。セリーヌは首元がラップデザインで、太ももまで(!)スリットが入ったギリシャの女神のようなドレスの上に、濃厚なパンプキン色のダブル仕立てのコートを羽織ったのである。

さらにダイヤモンドをちりばめたチャーム付きの見事なチョーカーネックレスときらめくバングル、そしてダイヤモンドのリングの数々といったティファニーのジュエリーを合わせた。そして足元には、ジャンヴィト・ロッシのキラキラ光るヌードカラーの「Rania」パンプスを選んでいる。

セリーヌ・ディオン、テイラー・スウィフト、グラミー賞
グラミー賞授賞式後のセリーヌ・ディオンとテイラー・スウィフト Kevin Mazur / Getty Images

セリーヌのグラミー賞ルックは、ローの真骨頂だった。予想外でありながら、まぎれもなく圧倒的にシックだった。そして、このスタイリストのトレンドセッターとしての天分を考えると、授賞式やレッドカーペットでコートを着用するスタイルが流行る可能性は高い(結局のところ、こういう式典では、冷房でかなり肌寒いということだろう)。

セリーヌと自らを「イメージの建築家」と呼ぶローは、2016年から一緒に仕事をしてきた。このパートナーシップは、ステファン・ロラン オートクチュールの、雲のように見えるパフスリーブドレスや、バルマンのTシャツ、レギンス、スネイクスキンコートから成る2万6000ドルのルック、そして『タイタニック』のネックレス(劇中でケイト・ウィンスレットが着用した「ハート・オブ・ジ・オーシャン」を再現したネックレスで、ヴェトモンの2020年春のショーに登場したアイテム ※編集部注)など、特筆すべき瞬間を数多く生み出してきた。そして今、明らかにこのデュオは長いファッションの功績リストに、今回のグラミー賞のルックを加えることができたのである。

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2022年のインスタグラムの投稿で、ローは自身とセリーヌの友情の中で際立った瞬間をいくつか取り上げた。キャプションには「彼女が私の人生を変えてくれた……。永遠に感謝するよ! 愛しています」とつづっている。

ああ、なんというデュオだろう。信じられないほど才能ある2人は、一見すると意外な組み合わせにも見えるかもしれない。しかし彼らが力を合わせれば、壮大で、絶対的に祝福に値する何かを文化全体に提供することができるのだ。

Translation & adaptation: Akiko Eguchi

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