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ウィンブルドン8度優勝フェデラーの妻が映画『チャレンジャーズ』に与えた影響とは?

Karwai Tang / Getty Images

四大大会の優勝回数20回を誇るテニス界のレジェンド、ロジャー・フェデラー。その偉大なキャリアを支えてきた妻ミルカは、ルカ・グァダニーノ監督の話題作『チャレンジャーズ』で、ゼンデイヤが演じたタシ・ダンカンという役柄にインスピレーションを与えたようだ。マリ・クレール インターナショナルのオーストラリア版デジタル記事よりお届け。

ロジャー・フェデラーの妻は話題の映画『チャレンジャーズ』の主人公タシ・ダンカンにどのようなインスピレーションを与えたのか

ミルカ・フェデラーについて知るべきすべてがここにある。

2人のアスリートにとって、オリンピックほどラブストーリーを始めるのにふさわしい場所があるだろうか?

テニス界のレジェンド、ロジャー・フェデラーと妻のミルカは、2000年シドニーオリンピックにスイス代表として出場した際に出会った。

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それから9年後、2人はロジャーの地元バーゼルで、スイートな結婚式を挙げた。その後、4人の子どもが誕生。2009年生まれの一卵性双生児シャーリーンとマイラ、2014年生まれの一卵性双生児レオとレニーだ。

私たちは皆、長年にわたってロジャーの試合のコートサイドでミルカの姿を目にしてきたが、意外に知られていないのは、実は彼女自身もテニスプレーヤーで、かなりの成功を収めていたということだ。事実、彼女は引退した後も、ロジャーのキャリアにおいて大きな役割を果たし続けたと、ロジャーの元コーチの一人は語っている。ミルカの影響力は非常に大きく、フェデラー夫妻の関係性は、実のところ映画『チャレンジャーズ』でゼンデイヤとマイク・フェイストがそれぞれ演じたタシ・ダンカンとアート・ドナルドソンにインスピレーションを与えた。

大ヒットしたルカ・グァダニーノ監督のテニス映画にどのように影響を与えたかを含め、ミルカ・フェデラーについて、あなたがおそらく知らなかった興味深い事実をスクロールして読んでみてほしい。

スロバキア生まれだが、スイスでテニス選手として活躍

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ミルカ・フェデラーは1978年4月、チェコスロバキア(当時)でミロスラヴァ・ヴァヴリネックとして生まれ、2歳のときに家族でスイスに移り住んだ。

9歳でテニスを始め、1993年にプロ入り。1999年から2001年まで、テニス四大大会(グランドスラム)のすべてに出場し、2000年の夏季オリンピックでもスイス代表としてプレーした。2001年、自己最高の世界ランキング76位を記録している。

ロジャーより4歳年上

ロジャー・フェデラーは、実は妻より4歳年下で、ミルカと初めて会ったとき、声をかけるのに緊張したという。

「僕たちは選手村で2週間、一緒に過ごした。レスラーや他のクールなアスリートたちと一緒だった。その2週間で、お互いに恋愛感情を抱くようになったと思う」と2019年、米『CNN』のインタビューで振り返ったロジャー。当時21歳だったミルカにキスをするのに、レスラーの1人に励まされたというエピソードを付け加えた。

「彼女(ミルカ)が僕にキスしたとき、『あなたはすごく若いわね』と言ったんだ。だから僕は『もうほとんど18歳と半年だよ』と懸命に伝えた。3か月多めにサバを読んでね!」

2人はかつてダブルスでプレーしたことがある

2002年のホップマンカップ(男女混合テニスの国別対抗戦)で、2人は再び国の代表としてチームを組んだ。

このとき、2人の関係も公になった。試合に敗れはしたものの、ロジャーとミルカの相性の良さはインタビューでも否定できず、マスコミはすぐに2人の関係を取り上げた。

けがで引退を余儀なくされるも、ロジャーのチームで活躍

ホップマンカップの後、2002年、ミルカは足の故障のため引退を余儀なくされた。

彼女のキャリアが不確かなものになった一方で、ロジャーとの将来は確かなものに思えた。最終的に、彼女はロジャーのPRマネジャーを引き受けた。つまり2人はテニスツアー中、一緒に旅することができるようになったのである。

長年にわたり、ロジャーは自分のキャリアを通して、妻が果たしてきた重要な役割について語ってきた。

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ロジャーの元コーチであるポール・アナコーンは、2012年、米紙『New York Times』にこう語っている。「彼女は全体像を非常によく理解していて、私たちに仕事をさせながら、貴重な情報をシェアしてくれるという点で、素晴らしい仕事をしている。このバランスは扱いにくいものだ。彼女は初日からそこにいるから、何が必要で、どうすればそこに到達できるかをよく知っている」

2017年の全豪オープンで優勝したとき、ロジャーは取材陣に、「彼女は僕がタイトルをとっていないときからそこにいてくれて、89個のタイトルを獲得した今(最終的にはツアー通算111勝をあげた)もまだここにいる。だから彼女は私がプレーする上で重要な役割を担っている。それは彼女も、私も、誰もが知っていることだ」と語った。

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2022年に引退を発表したとき、ロジャーはスピーチで妻にも感謝の言葉を述べた。「彼女は決勝の前、私の調子を整えてくれて、妊娠8か月を超えているときでさえ、数え切れないほどの試合を観戦し、20年以上もの間、チームと一緒にツアーをまわり、私のおバカな一面にも耐えてくれた」と彼は言った。

映画『チャレンジャーズ』のタシ・ダンカンに影響を与えた

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脚本を手がけたジャスティン・クリツケスは、2018年の全米オープン(女子シングルス決勝戦)で、大坂なおみvs.セリーナ・ウィリアムズの試合を見ているときに、『チャレンジャーズ』のアイデアを思いついたそうだが、メインキャラクターたちは別のテニス王者にインスピレーションを得ている。

米誌『GQ』のインタビューで、この脚本家は2019年のウィンブルドン(男子シングルス決勝、ノバク・ジョコビッチとの試合で大接戦の末に敗れた)で、ロジャーのプレーを見ていたとき、グランドスタンドにいたミルカに気づいたときのことを振り返った。

「彼女(ミルカ)はどのポイントでも、とてもストレスを感じているように見えた」と彼は同誌に語った。「私は彼女を見ながら、考えていたんだ。『なぜそんなにストレスを感じている? お金は有り余るほど持っている。グランドスラムで20勝もしている。何がそんなにストレスなんだ? 他に何かあるはずだ』とね」

彼はミルカの話を掘り下げ始め、そこから先はご存じの通りだ。

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translation & adaptation: Akiko Eguchi

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