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ナム・ジュヒョクにジニョン、ソン・ガンも!? 韓国イケメン俳優、兵役事情

韓国エンタメを代表する芸術祭で最優秀男性新人賞を受賞。キャリア好調な中での入隊となったジニョン

©STUDIO DRAGON CORPORATION

次にご紹介するのはジニョンだ。2022年にアマゾンプライムビデオで公開された「ユミの細胞たち -シーズン2」で、主演のキム・ゴウンの相手役を務めた俳優といえば、思い当たる方も多いだろう。
ジニョンは韓国4大芸能事務所の一つ、JYPの公開オーディションに参加し1位を獲得後、同事務所の練習生となった。JYPは韓国の有名アーティストでありプロデューサーであるパク・ジニョンが創設した事務所で、主に音楽分野で実績が高い。所属事務所の創設者と同姓同名であったことから、活動初期は「Jr.(ジュニア)」という芸名で活動を開始した。

音楽事務所で練習生として過ごしていたジニョンだが、デビューは2012年公開の「ドリームハイ2」という学園青春ドラマだった。その後、2014年にGOT7(ガットセブン)のメンバーとして音楽活動もスタートしている。現在はJYPを離れ新たな事務所に所属しているが、歌手業、俳優業ともに精力的に活動してきた。

そんなジニョンの魅力を堪能できるお薦め作は、やはり「ユミの細胞 - シーズン 2」だろう。本作はキム・ゴウン演じるアラサーOLのユミの恋愛事情を描くドラマだが、アニメーションで描かれたユミ自身の脳内の色々な細胞たちが代弁する演出が特徴的な作品だ。本作の中でジニョンはユミの同僚で、彼女の才能を見いだし応援する男性を演じている。フィクションとはいえ、優しく一途で理想的な彼氏像を体現しており、ドラマを観終わるころには、視聴開始時以上にジニョンの魅力に心奪われる人が増えるのでは?と思えるほどのはまり役。

©STUDIO DRAGON CORPORATION

今年2月にはGOT7のメンバーとしてではなく、自身初となる単独でのファンミーティングを日本でも開催。また、4月末に行われた韓国文化芸術を代表する芸術祭「百想(ペクサン)芸術大賞」では、出演した映画「クリスマスキャロル」で最優秀男性新人賞とTIKTOK人気賞の二つを受賞するなど、キャリアのこれからに期待が高まる中、5月8日に陸軍に入隊した。

ジニョンのように、早くから芸能活動を始める俳優にとって、入隊年齢に制限のある兵役はキャリアプランを描くことを難しくさせる側面がある。半面、兵役を経て、それまでの若々しい印象や幼さを払拭し、大人の男性としての落ち着きと新しい魅力をまとって、除隊後新たなキャラクターとキャリアを獲得する俳優も多数存在する。

GOT7としての音楽活動も含めて、これまで公開されている作品を鑑賞しながら戻ってくるジニョンを待つのも、楽しみだ。

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