×

初代尾上眞秀が初舞台。舞台を華やかに彩る祝幕は「シャネル」が制作をサポート

祝幕お披露目会見での様子。〈左から〉モンテックスのアーティスティック・ディレクター アスカ・ヤマシタ、現代アーティストのグザヴィエ・ヴェイヤン、初代尾上眞秀、尾上菊五郎

歌舞伎座で開催中の「團菊祭五月大歌舞伎」にて、初代尾上眞秀として初舞台を踏んでいる。これを記念した祝幕(いわいまく)の制作をシャネルがサポートした。

2017年の初お目見得以来、次々と歌舞伎の舞台に出演し、最近ではドラマでも活躍している寺嶋眞秀が、初代尾上眞秀を名乗り歌舞伎座「團菊祭五月大歌舞伎」にて初舞台を踏んだ。『音菊眞秀若武者(おとにきくまことのわかむしゃ)』で10歳ながら立役と女形の二役を堂々と演じている。

祝幕という特別な引き幕を「シャネル」の刺繍工房モンテックスが制作

初舞台や襲名披露興行では「祝幕」と呼ばれる特別な引き幕が贈られる。今回、尾上眞秀初舞台を記念した祝幕は「シャネル」が制作をサポート。「シャネル」のファッションショーでコラボレーションの実績がある現代アーティストのグザヴィエ・ヴェイヤンがデザインし、メティエダールのアトリエのひとつである刺繍(ししゅう)工房モンテックスが制作を担当した。

オートクチュールの刺繍工房が手がけた祝幕ということで、伝統的な刺繍技術を用いた重厚感のある幕かと思いきや、お披露目されたのはシルクオーガンザのパーツをドットのように配した明るく軽やかな幕だ。20色以上ものシルクオーガンザを直径12㎝のディスク状にレーザーカットし、ピクセルアートのように並べている。

祝幕のシャネル
「初代尾上眞秀」の名前は、眞秀の母親である女優の寺島しのぶが書いた文字。右上の家紋とともにチャコールグレーのシルクオーガンザにチェーンステッチ刺繍している〈Le Rideau de Maholo〉2023
Artwork by Xavier Veilhan produced by Atelier Montex commissioned by CHANEL

リンクを
コピーしました