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冬のお風呂の入り方。入浴で「冷え」を解消する温浴法

“冷え”を緩和するおすすめの入浴法

気温の低い時期は40℃くらいのお湯に、比較的気温が高い時期は39℃ぐらいのお湯に約10分~15分、できれば30分程度入ろう。ぬるめのお湯にゆっくり浸かり、少し汗ばむくらいまで温まる。すると副交感神経が優位となって血管が拡がり血行がUP。リラックス効果も得られ1日の疲れを解消できる。

■時間がないときは、熱めのお湯に“繰り返し入浴”を

帰宅が遅くなったりして時間がないときなどは“繰り返し入浴”でもOK。42℃以上のやや熱めのお湯に肩まで2〜3分浸かり、湯船から出て同じく2〜3分体を冷ます。これを3回ほど繰り返すだけ。湯船に浸かる時間は短いが、この方法でも体の芯から温まることが可能だ。湯船から出ている時間は、体を洗うなどして時間を有効活用しよう。

下半身を念入りに温めたいときは“半身浴


下半身が特に冷えたりむくむという人は、40℃以下のぬるめのお湯に胸下あたりまで浸かる半身浴がおすすめ。湯船から上がる前に追い炊きをすると、体温を逃さず湯冷めしにくくなる。

■温浴効果を高めたいときは“入浴剤”に頼ろう

入浴剤を上手に活用することも“温活”を長続きさせるコツ。入浴剤とは、入浴そのものによって得られる「体を温める」などの温浴効果や、「肌の汚れをオフしたり、潤いを与える」といった効果を高めるものだ。古来日本にある天然温泉や薬湯に由来している。

家庭でできる手軽な健康法として、炭酸ガスや温泉成分などを含んだ入浴剤が販売されているが、「医薬部外品」の入浴剤であれば温熱効果を高めてくれるので、ぬるめの温度でもしっかり体が温まること間違いなし。「医薬部外品」ではない入浴剤も、色や香りによって得られるリラックス作用があり、バスタイムを楽しくするためのツールとして大人気だ。

入浴後の過ごし方にもちょっとした工夫を

入浴後はリラックスできる環境で過ごし、体が温まっているうちに眠りにつこう。入浴後の体は睡眠へと向かっているのに、PCに向かったり長時間スマートフォンを触ったりしていないだろうか? 入浴後は部屋の照明を落とし、スマホやテレビは短時間にとどめたい。また、体の末端が冷えていると深部体温が下がらずなかなか眠れないため、お風呂上がりには手足を冷やさないように靴下を履くなど保温を心がけよう。

text: Mie Arisumi

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