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創立50周年を迎えた「アルソア」が掲げる“自分らしい”素肌づくりとは

1972年に創立し、今年50周年を迎えた「アルソア」。1998年に東京・渋谷から山梨県・小淵沢に社屋を移し、心と体、そして肌の調和を体現するためのものづくりを続けている。今回は、「アルソア」本社を訪問して垣間見えた、ブランドの哲学とその製品に迫る。

「アルソア」のストーリーは高度成長期を迎え、肌荒れに悩む女性たちの声からはじまった。当時盛んに推奨されていた欧米の化粧品によって肌を傷める女性が急増。“化粧品公害”とも呼ばれたこの問題に対し創始者の高村佳寿枝氏は、日本人の肌を綺麗にしたいという想いから、温泉水に着目した石けん“クイーンシルバーハニー(当時)”が誕生した。心と体、そして肌のバランスが調和してこそ女性は美しく輝くという三健の精神を理念として提唱し、本物志向の女性から多くの支持を得ることとなった。

アルソア 浅田真央 クイーンシルバー 小渕沢 温泉水 ヴィーガン

「アルソア」の哲学を体現しているスキンケアアイテムは“洗う・除く・潤す”の3つのステップから成り立つ。いずれの製品も良質な自然素材そのものが持つ力を生かすこと、そして肌にとって必ず安全な処方設計であることが基軸。シンプルでありながら肌本来が持つ力を存分に引き出すことのできるスキンケアラインが揃っている。

アルソア クイーンシルバー(枠練石けん)標準重量 135g ¥4,400/アルソア
 アルソア クレイパック 100g ¥3,850/アルソア
アルソア セルローション 150mL ¥5,280/アルソア

ブランドの原点ともいえる石けん“アルソア クイーンシルバー”は、手で泡立てるだけでキメ細やかな泡がつくれてしまうところが魅力。肌本来の力を存分に引き出すために昔ながらの枠練り製法でつくることで、ミネラルや保湿成分をたっぷり配合。キメ細かい泡は表面積が大きく、汚れをスッキリ落としながらも、必要な油分と肌のバリア機能を守る。

週2~3回のケアとして取り入れたいのが“アルソア クレイパック”。北海道から採取されるモシリクレイは、細かく丸みのある粒子で肌を傷つけないのが特徴。程よいしっとり感と弾力も感じられ、透明感溢れる肌が叶う。

やわらかくクリアになった肌になじませたいのが、肌をベストな状態へと導くという“ローション”。ブランド独自の“アルソア水”や、北海道の古代からの植物由来の保湿成分が溶け込んでいる植物性温泉水(モール水)をベースにすることで、それ自体が美容効果をもつものとして機能。余計な成分を入れずとも、肌が化粧水を飲みほすかのような高い浸透力を発揮するので、手放せない一品といえそうだ。

美しい肌を保つには内側、ひいては心へのアプローチも欠かせない。「アルソア」が本社を移したのは1998年のこと。真の美と健康づくりを掲げるブランドだからこそ、都会の中心から自然豊かな山梨県へと社屋を移転した。暖かい陽射しと緑溢れるゆとりのある敷地には、オーガニック&マクロビを楽しむことのできる社員食堂も。お昼にはテラスやガーデンで風や鳥のさえずりを聞きながら憩う社員も多いという。健康管理を任せきりにするのではなく、社員を家族のように考えて食や環境の面から積極的にサポートするという体制は、25年以上前から導入されているそうだ。

なお、社屋は一般には公開されていないものの、同社が経営する「奏樹カフェ&ダイニング」では、旬のオーガニック食材をたっぷり使ったヴィーガン料理を堪能することができる。森に浮かんでいるような解放感のある空間で楽しむ食材は、素材そのものの旨味がぎゅっと凝縮されており、感動するほど。内側から健やかになれるということを、きっと実感できるはずだ(同ブランドのミューズである浅田真央さんもお気に入りだという)。また、ダイニング内にはオーガニックの玄米味噌や調味料、ヘルシーなお菓子などが揃うお土産コーナーも併設しているので、自宅でも健康習慣を継続したい人や旅のお土産探しにもぜひ立ち寄りたいところ。

気持ちの余裕がなくなると、塗ったり重ねたりする美容に傾いてしまうもの。あらゆる側面から“三健の精神”を追求し、私たちにその心を届ける「アルソア」は、この先の未来も、日本人の素肌美を守り続けることだろう。

text:Nathalie

お問い合わせ先

アルソア/https://www.arsoa.co.jp/

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