×

【メットガラ2025】シモーン・バイルズ、セレーナ・ウィリアムズら、スポーツ界の女性たちがレッドカーペットを華麗に彩る

Photo: LACOSTE

2025年5月5日(現地時間)、米ニューヨーク・メトロポリタン美術館(MET)で行われた毎年恒例のファッションの祭典「メットガラ2025」。今年はF1レーサーのルイス・ハミルトンが共同ホストのひとりに選ばれたのをはじめ、スポーツ界からもさまざまな分野のスター選手が大集結。多くの女性アスリートたちがスタイリッシュなドレスアップスタイルを披露し、存在感を放った。マリ・クレール インターナショナルのアメリカ版デジタル記事よりお届け。

あらゆるメジャースポーツのアスリートが出席したが、彼らはスポーツをするためにやって来たわけではない。

この投稿をInstagramで見る

Yahoo Sports(@yahoosports)がシェアした投稿

このフレーズを聞いたことがあるだろうし、Tシャツに書かれている(ナイキとTOGETHXRのコラボアイテム)のを見たことがあるだろう。「Everyone watches women’s sports.(誰もが女子スポーツを見ている)」。2025年メットガラの主催者でさえも。

今年のメットガラのレッドカーペットは、リアーナやゼンデイヤのようなファッションウィークの常連と同様に、それぞれの分野でスタイルとスポーツを融合させてきた女性アスリートたちをたたえる場となった。これはある意味、計画的なものだった。「Superfine: Tailoring Black Style(華麗なるブラック・スタイル)」と題されたイベントで、通常の4人よりも多くの共同ホストが、舞台裏でこの夜を演出していた。体操選手のシモーン・バイルズ、スプリンターのシャカリ・リチャードソン、そして女子プロバスケットボール(WNBA)選手のエンジェル・リースは、いずれも2025年ホスト委員会(今年新たに設けられ、各界のセレブが名を連ねた)のメンバーを務めた。そして、彼女たちはみんな、完全にカスタムメイドのアンサンブルから、METの展示そのものにふさわしいヴィンテージ風のルックまで、その夜を彩る最も印象的なファッション・モーメントを演出していた。

女子テニス界のレジェンド、セリーナ・ウィリアムズとその姉で現役テニス選手のビーナス・ウィリアムズはそれぞれこの夜の、「Tailored for You(あなただけの仕立て)」のテーマをスポーティな方向に解釈したドレスで、姉妹そろって会場に一番乗りを果たした。

セリーナは、モンクレールとエドワード・エニンフルのEE72(メディア・エンターテインメント企業)のコラボによるカスタムドレスを着用。太もも部分にシースルーのパネルがあしらわれたブルーグリーンのドレープドレスに、ファッション界のレジェンド・ジャーナリスト、アンドレ・レオン・タリーも納得するであろうキルティングケープを羽織っていた。

ラコステ、ビーナス・ウィリアムズ、メットガラ、2025、Pelagia Kolotouros
LACOSTE

一方、ビーナスは、エバーグリーン色のプリーツミニスカートとポロシャツに、ロング丈のプリーツコートをレイヤードしたラコステのドレスを選んだ。

史上最高のテニス選手に続いたのは、もう一人のGOAT(Greatest of All Timeの略で史上最高の意味)、シモーン・バイルズ。彼女は夫でアメリカンフットボール選手のジョナサン・オーウェンズとともに、ハービソン・スタジオの鮮やかなブルーのドレスに身を包んで、メットガラのレッドカーペットを歩いた。その色とデザインは、彼女の膨大なメダルコレクションに匹敵する金メダルを獲得してもおかしくないもので、スタイリストのジェシカ・パスターが手腕を発揮していた。

WNBAは、メットガラのレッドカーペットで最も強い存在感を示していたグループのひとつだった。ブレイク中のスター選手、エンジェル・リースは、トム・ブラウン特注のコルセット付きドレスで、2度目となるメットガラに戻ってきた。昨年の16アーリントンによるフェザーのスパンコールドレスとはガラリと変わり、彼女の進化し続けるスタイルの幅広さを物語っていた。

その直後、2024年WNBA初優勝を果たしたニューヨーク・リバティーのサブリナ・イオネスク、ブレアナ・スチュワート、ジョンケル・ジョーンズが、2025年、メットガラデビュー。この3人は「Tailored for You」をシックでミニマルな方向で表現し、黒や白のジャケットとワイドパンツで、この夜のドレスコードを取り入れた。

「Superfine: 華麗なるブラックスタイル」というテーマは、アスリートたちがレッドカーペットの主役となった今年にふさわしいものだ。2025年のメットガラで見られたハイファッションとスポーツの融合という流れを牽引(けんいん)してきたのは、概して黒人女性たちである。

セリーナ・ウィリアムズと彼女のテニスファッションを見ればわかるだろう。彼女はナイキとオフホワイトによるカスタムルックで試合を戦ってきた。もしくは、試合前の「トンネル(ロッカルームからコートまでの通路)ウォーク」をファッションの舞台へと変えてきた、多くのWNBA選手とスタイリストたちを見てほしい。彼らはコート上でのあらゆる服装や外見で、スポーツとファッションは両立しないという固定観念と闘ってきた。

そのレガシーは2025年のメットガラのレッドカーペットでも引き継がれ、陸上競技のスター選手であるシャカリ・リチャードソンとギャビー・トーマスが、冒険的で大胆な色使いのドレスを着用した。(リチャードソンはヴァレンティノ、トーマスはアルワリアだ)。

WNBA選手エンジェル・リースがあるリポーターに、「おしゃれしていても、試合に出て活躍することはできる」と語ったのは、試合当日のスタイルへの取り組み方についてだった。それはまた、アスリートたちの2025年メットガラに対するアプローチの中心的な考え方でもある。ファッション批評家たちから評価を得ることは、彼女たちのプレーをさらに向上させるだけなのだ。

※(  )内編集部注

translation & adaptation: Akiko Eguchi

BLACKPINKリサ、旬な「ノーパンツルック」できらびやかにメットガラデビュー
【メットガラ2025】リアーナ、ゼンデイヤらがダンディな装いで登場! レッドカーペットのベストドレッサーセレブ15選

関連情報

リンクを
コピーしました