「東京クリエイティブサロン 2025」松屋銀座でジャパンデニムを堪能
2025.3.19
3月13日(木)に開幕して以来、日々集客を集めている国内最大級のファッション&デザインの祭典「東京クリエイティブサロン 2025(以下、TCS2025)」。銀座エリアでとりわけ話題を呼んでいるのが、「松屋銀座店」の各階で開催されている日本が世界に誇る“メイドインジャパンデニム”にフィーチャーしたイベントだ。3/25(火)まで開催する。
2025.3.19
3月13日(木)に開幕して以来、日々集客を集めている国内最大級のファッション&デザインの祭典「東京クリエイティブサロン 2025(以下、TCS2025)」。銀座エリアでとりわけ話題を呼んでいるのが、「松屋銀座店」の各階で開催されている日本が世界に誇る“メイドインジャパンデニム”にフィーチャーしたイベントだ。3/25(火)まで開催する。
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英国発のテキスタイルブランド「リバティ」では、これまでデニムの販売は少なかった。なぜなら、緻密(ちみつ)な柄をインディゴ染めで表現するのが非常に難しいからだ。広島県福山市の山陽染工が実現できるのは、業界の中でも一目置かれている、卓越した「抜染」の技術を持つからにほかならない。抜染とは、一度染めた後に色を抜く技法を指す。もともと、大正時代に福山では「備後絣(びんごがすり)」が日常着として用いられていた。備後絣は、糸を藍(あい)で染めてから織る「先染め」。しかし、山陽染工の創業者・松本末太郎氏は、効率を考えて生地の段階で藍染めをしてから、「抜染」で柄を出す「後染め」を考案した。さらに、2014年には「段落ち抜染(だんおちばっせん)」と呼ばれる独自技術を開発。インディゴで染めた生地に、白い顔料で柄をつけようとすると、素材のインディゴの方が濃色なのでうまく白がのらないが、同社の「インディゴ段落ち抜染」だと絶妙な奥行きが生まれる。インディゴに染めた生地から、柄の部分を白く抜くのだが、濃淡をつけながら色を抜くことができるので、まるで複数の染料で表現されているかのような趣になる。もともとは同じ染料を使用しているため、水墨画のような調和した濃淡が醸し出す静謐(せいひつ)な美しさが漂う。

3柄とも、モチーフはバラ。リバティ社にアーカイブされる5万点ほどの中からバラが選ばれたのは、福山はバラの街として知られ、2025年には世界バラ会議が同市で開催されることを祝ってのこと。
「挑戦ではありましたが、多くの人の縁がつながり、デニムの可能性を高めることができたと思います。また、デニムは経年変化が楽しいファッションです。愛用するうちに、自分だけの色落ちをしていくのもわかると思いますので、ぜひ自分だけの一着に育てていただければと思います」と山陽染工の湯浅遼太氏は語る。うれしいことに、トートバッグは、ポップアップのために開発して松屋が初お披露目になる。花好きの友人や家族へのプレゼントにしても素敵だ。すべて、パートナーと一緒にショッピングが楽しめる5階に設けられた、プロモーションスペースで行われる「FUKUYAMA MONO SHOP」のPOP UP STOREで購入できる。

「フクヤマ モノ ショップ」
3/19(水)〜25(火)
■5階プロモーションスペースにて開催

松屋銀座では、期間中、各階の装飾にもメイドインジャパンデニムを取り入れている。先にご紹介した山陽染工のリバティパターンに、もう一つのジャパンデニムを代表する生産地、岡山県の「青木被服(あおきひふく)」による、デニムで立体的なバラを表したデニムローズを合わせて展示した地下1階のショーウィンドウや、百貨店の顔となる1階のショーウインドウなどは必見だ。その空間に触れた後に、より国産デニムについて楽しく学べるワークショップも2日間限定で行われる。国産デニムの歴史やデニム生産量日本一である福山市のものづくりの背景を楽しく学びながら、色落ちするデニムの特性を活かしたオリジナルトートバッグ作りが体験できる。ワークショップに参加できなくとも、中央階段の各階踊り場の壁面に展示されたパネルで、国産デニムや製造工程を学べる工夫も。「MADE IN JAPAN DENIM クイズラリー」と題した、同じく2日間限定のイベントもある。店内4か所の「DENIMポイント」を巡って、ゲームをクリアしたら、オリジナルのデコチョコをもらえるので、こぞってご参加を。
「MADE IN JAPAN DENIM を学ぶワークショップ」
3/22 (土)、23(日)
各日午前11時30分〜午後12時30分、午後1時〜2時、午後3時〜4時
■7階特別室 参加費 ¥3,300/定員各回14名、事前予約制
予約用URL:https://store.matsuya.com/goods/list.html?cid=ws
「MADE IN JAPAN DENIM クイズラリー」
3/22(土)、23(日) 各日午後12時〜午後5時
■1階正面口ウインドウ前ほか
参加費 無料
店内4カ所の「DENIM ポイント」を巡ってゲームをクリアしたら、オリジナルのデコチョコをプレゼント。松 屋の各種カード会員・WEB 登録がお済みのお客様は、さらに「デニムガチャ」にも参加可能

会期中、松屋銀座第一駐車場脇「松屋倶楽部」1階に、TCS2025銀座エリアのすべてがわかる情報発信基地「GINZA INFO QUEST(ギンザ インフォ クエスト)」が出現。入場無料で、公募で選ばれたアート作品も展示されている。アートディレクターでありデザイナーの毎熊那々恵氏の《祈りの花瓶》は、長崎の原子爆弾の熱風で変形した瓶の形を長崎の波佐見焼で精密に再現したもの。毎熊氏が手がける「Vase to Pray Project(ヴェース トゥ プレイ プロジェクト)」という、若い世代に戦争や原爆について知るきっかけを作るために始まったプロジェクトの一環だ。体験を語り継ぐアートとして、平和を祈る花瓶として、次世代へ平和の大切さを継承していきたい思いが詰まっている。

未来を考えるプロジェクトとして、銀座を代表する鞄店「TANIZAWA(タニザワ)」によるサステナブルなイベントも同時に開催。バッグを作る過程で余った多種多様なレザーから、お気に入りを選んでカットをして、壁面に書かれた「GINZA」の文字を埋めていく参加型イベントだ。
ちなみに、「TANIZAWA」は、明治の初めに“鞄(かばん)”の文字を発案して、看板に掲げたブランド。

数々の謎解きゲームを手がける「休日ハック」とコラボレーションした、銀座の街を舞台にした期間限定の謎解きゲームも無料で参加可能。スマホとマップを片手に、謎解きしながら銀座に潜む謎に挑戦してみるのも楽しい時間になるはずだ。

「GINZA QUEST」
〜3/23(日)
参加費 無料
参加方法 松屋銀座 第一駐車場脇「松屋倶楽部」1 階プロモーションスペース内「GINZA INFO QUEST」で冊子をゲ ットして参加可能
photos: Tomoko Hagimoto text: Rica Ogura
・国内最大級のクリエイティブの祭典が今年も開催!「東京クリエイティブサロン2025」
・「東京クリエイティブサロン2025」の歩き方 7つのコースで巡る“東京宝探し”
・国内最大級のファッションとデザインの祭典「東京クリエイティブサロン2025」開幕
松屋銀座
住所:東京都中央区銀座3-6-1
tel: 03-3567-1211(大代表)
営業時間:午前11時〜午後8時(日曜日もしくは連休最終日は午後7時30分まで)
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