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国内最大級のファッションとデザインの祭典「東京クリエイティブサロン2025」開幕

2月に公開されて以来、アクセスが集中している「東京クリエイティブサロン2025(以下、TCS2025)」の記事。謎めいた部分も多かったこのイベントが、ついにベールを脱いだ。会期は3月23日(日)までの11日間となっている。

3月13日、開幕を告げたのは、東京・原宿にある“ハラカド”4階のハラッパ。ここを拠点に、東京の丸の内、日本橋、銀座、有楽町、赤坂、渋谷、原宿、羽田、六本木、新宿の10のエリアで、日本の多彩なクリエイティブの魅力を発見できるイベントが目白押しだ。TCSは、今回6回目を迎える。

「お手本は、ミラノサローネ。世界に誇れるコンテンツを持つ東京の魅力をまとめて、大きな力にしていくのがTCSの役割。若者から熟練の職人まで一緒になって、受け継ぐ伝統を守る活動を行うなど、未来も見据えています。イベントだからこそ、参加してもらうみんなが楽しんでもらえる仕掛けを多数用意。今後、さらに大きなイベントに成長することを願っています」とTSC実行委員会の廣内武会長は、決意を語った。

TCS実行委員会の廣内武会長

TCSの統括クリエイティブディレクターを務める齋藤精一氏は、こう続けた。

「東京は大きいからこそ、各エリアが競争しがち。競う「競争」から、「共創」できるイベントを目指した。また、人を呼び込めるコンテンツというと、海外から人やものを呼ぶことが多い。けれども、TCSはクリエイティブ産業の中心地である東京だからこそ、日本中からコンテンツを集められると考えて、日本全国のコンテンツを世界へ発信していくことを目指した」

そうして東京に集結したコンテンツは、ファッション、デザインにとどまらず、伝統工芸やサステナブルなアート、パフォーマンスなどエリアの特性を活かした120以上にも及ぶ。鑑賞するだけではなく、ショッピングを楽しんだり、参加型のワークショップなども用意されている。

TCS統括クリエイティブディレクター 齋藤精一氏

6回目の特徴は、“共創”がテーマのひとつというだけあり、これまで各エリアが独立して行っていたイベントを回遊できるように工夫したこと。その一つとして、オープニングイベントが開催されたハラカド4階のハラッパに「QUEST BASE(クエスト ベース)」と呼ばれるメイン会場を設けて、全10エリアの見どころが一度でわかるようになった。登山でいうところのベースキャンプ的存在で、イベント全体が俯瞰(ふかん)できる。タブロイド紙も配布しており、ランチをしながらじっくりどこへ出かけるかを選べるのも便利だ。

多くのプロフェッショナルが関わって、TCSは年々拡大している
共創のシンボルとして地球のオブジェが中央に飾られている
AIと建築の未来を探った興味深いプロジェクトもお披露目

ファッションの祭典らしく、若手のデザイナーたちが手がけた作品などが飾られた様子も活気がある。とくにユニークなのは、日伊が共同で作り上げたジャパンデニムの作品だ。これも、共創の一部と言える。

第98回装苑賞受賞作品も展示
日本とイタリアの若手デザイナーが日本のデニム産地へ出かけた経験をもとにチームで生み出した作品は必見

各エリアに、「東京クエストガチャ- AREA Edition -」が設置されているのもユニーク。カプセルの中には、公募した誰かがすすめる東京のとっておきの場所を教えてくれるメッセージが入っていて、未知の東京体験につながって楽しい。誰かに教えたい東京の隠れた名所があれば、期間中も公募を続けている。 TCSの2024年の来場者はのべ120万人だったそうだ。今年の目標は150万人。桜色に染まり始める東京の街で、日本のクリエイティブの魅力を再発見しに出かけてみてはいかがだろうか。

東京クエストガチャは一度は体験してみたい

photos: Tomoko Hagimoto text: Rica Ogura

国内最大級のクリエイティブの祭典が今年も開催!「東京クリエイティブサロン2025」

「東京クリエイティブサロン2025」の歩き方 7つのコースで巡る“東京宝探し”

<TCS 2025 イベント概要>
TCS 2025(Tokyo Creative Salon 2025)
・開催期間:2025年3月13 日(木)~3月23日(日)
・開催エリア:丸の内、日本橋、銀座、有楽町、赤坂、六本木、渋谷、原宿、新宿、羽田
・メイン会場:東急プラザ原宿「ハラカド」
・主催:東京クリエイティブサロン実行委員会
・公式 HP:https://tokyo-creativesalon.com/
・公式 Instagram:@tokyocreativesalon
・公式 X:@tokyo_c_s

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