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「パリ2024オリンピック」選手村に初の授乳室と託児所。その舞台裏は?

Maja Hitij / Getty Images

パリ2024オリンピックで初めて、選手村に授乳室と託児所が設置された。それを実現させたのは、オリンピック史上最も輝かしい成績を収めた米陸上競技界のスターで、第1子出産後に初めて出場した東京2020オリンピックでも2つのメダルを獲得したママアスリート、アリソン・フェリックスの意見だったという。マリ・クレール インターナショナルのメキシコ版デジタル記事よりお届け。

男女平等の推進とママアスリートの支援を目的としたこの取り組みは、パリ2024オリンピックで最も重要なもののひとつである。

1900年のパリオリンピックは、女性の参加が認められた最初のオリンピックとして歴史にその名を刻んだ。それから120年以上の時を経て、パリ2024オリンピック選手村に授乳室を設置し、完全な男女平等を達成した最初の都市となったことで、「愛の都」は再び重要な節目を迎えた。

これは、競技に参加する選手の数が基本的に男女半々であることだけでなく、数多くの取り組みに表れている。オリンピック選手村に授乳室と託児所を導入することはそのひとつであり、母親であるアスリートを受け入れ、サポートするための重要な出来事となった。

この取り組みはどのようにして生まれたのか?

授乳室と託児所のアイデアは、短距離走者アリソン・フェリックス(オリンピック5大会連続出場、史上最多のメダルを獲得した陸上競技選手。2022年に引退し、現在は2児の母 ※編集部注)のおかげで生まれた。彼女は母親としての経験から、国際オリンピック委員会(IOC)の選手委員会に参加した際、彼女自身と同じく母親である彼女の同僚へのサポートを求めた。

そして、アスリートが家庭の責任とスポーツへの取り組みを両立させる上で直面する困難に対処するために、授乳室と託児所はオリンピック選手村で最も重要な場所のひとつとなった。

授乳室はどのような仕組みになっているのか?

授乳室は、オリンピック会場の競技エリアに近い場所に分散して設置されているため、選手は簡単にアクセスすることができる。

また、各部屋には肘掛け椅子やおむつ交換台など、選手たちが快適かつ目立たない方法で授乳するために必要なものがすべて備え付けられており、母子のつながりを保つことができる。

オリンピック選手村の託児所

P&Gとのパートナーシップにより、「パンパース託児所」という名称で、パリのオリンピックの選手村の非居住エリアに託児所が設置されている。

この託児所は、パンパース・ブランドのおしりふきやおむつなど、必要と思われる設備や製品を無制限で提供しているのに加えて、スポーティーなママたちが子どもたちと時間を過ごし、一緒に遊ぶための十分なスペースを提供する。

毎日午前9時から午後9時までオープンしており、ゲストパスを持っているビジターが利用できる。

この取り組みのメリット

パリ2024オリンピックの選手村に託児所と授乳室が設置されたことは、母親業に励むアスリートへの支援を示すだけでなく、家族の親密さを促進するものでもあり、アスリートたちは子どもたちが近くにいて、守られていることがわかっているため、ストレスが軽減され、競技により集中することができる。

というのも、アリソン・フェリックスが『CBS News』に説明したように、「これは、母親であることを選択できると同時に、自分の競技の頂点に立つことができ、すべてを全うできることをまさに伝えていると思う」からだ。

translation & adaptation: Akiko Eguchi

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